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§2 『こだわり』を持っていること [成功した企業トップの15か条]

 この話をすると、かなり多くの人が「うんうん」と頷かれる。多くの人には、この『こだわり』という言葉は響きがいいようです。
 しかし、残念ながら、多くの人が思っていらっしゃるのは、こだわりではなく『がんこ』という言葉が似合うようです。

 たとえば、ゴルフを例に挙げるとよくわかります。
ショートホールでない限り、小生のようにゴルフの下手くそな者は、ティーショットはたいていドライバーで気持ちよくかっ飛ばします(飛ばしたいと思っています)。ティーショットがいかに遠くに飛ぶかという快感に酔い、二打目のアドレスがとりやすいかどうかとか、ひょっとしたらOBのリスクのほうが高いにもかかわらず、思いっきり振り回してしまいます。かたくなまでもドライバーで飛ばすことにこだわってしまう「頑固」なゴルフの方も多いようです。

 優勝者やスコアのいい人を見ると、コースの狭さや、二打目のための落としどころなどのコース戦略を考えながら、スプーンやアイアンでのティーショットも多いようです。テレビ解説者の話によれば、かのタイガーウッズはティーショットをスプーンで打つことのほうが多いらしいです。(注)

 つまり、ゴルフは「上がってなんぼ。。。」のスポーツですから、「このホールを何打で上がるか」ということであり、使用するクラブは、天候や設計などのコースの状況によって使い分けるということです。
何打で上がるかという目標にこだわるのであって、クラブチョイスや刻み方には柔軟です。

 話を戻すと、成功した企業トップの人は「かくありたい」という「こだわり」が明確で(目標が明確で)、目標に向かっては柔軟に対処される方が多いようです。
たとえば、経営計画(売上とか収益の目標値)には強くこだわられますが、その手段や方法論には柔軟であるということです。また、すぐれた企業トップの多くが、経営数字に明るいのは、目標とする数字が明確だからではないでしょうか。。。。


(注)「タイガーウッズほど飛べば、俺だって、スプーンとかアイアンで打つ」とおっしゃった方もいらっしゃいましたが。。。。。


 
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