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バレーボール理論(マンパワーの合理化の話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

昔、バレーボールは一チーム9人でするのが一般的でした。
今、バレーボールは一チーム6人でするのが一般的です。

なにが違うのでしょうか?

9人でバレーボールをやっていると、コートに人が多いから、選手と選手の真中にボールが飛んでくると、「あれは○○さんのボールだから、私が取ったら悪いわ。ぶつかっちゃうし。。。」ということです。

6人でバレーボールをやっていると、コートに人が少ないから、選手と選手の真中にボールが飛んでくると、「私が取らなきゃ誰が取る、頑張らなくちゃぁ!」ということです。動きにも無駄がありません。また懐深く構えることも必要です。

ローテーションで得意分野がわかります。他人の仕事もよくわかります。
前衛が担う役割(仕事)、後衛が担う役割(仕事)を交換してみると、
「なーんだ、、言ってくれれば私がやったのに」と気づくはずです。
前工程と後工程の微妙な分担もわかります。

そうそう、最近は一チーム二人のビーチバレーと言うのもありますね。少ないほうがいいといっても、毎日二人でやっていたら「死んじゃいます」。その点は注意しましょう。

仕事の進め方ですが、、、
「仕事の分だけ人がいるのか」「人の分だけ仕事がある」のか悩ましい限りです。


バーレーボール理論は、仕事を合理化をするための考え方です。
もちろん、企業にはそれぞれの企業風土のところがありますから、一概に言えませんが。。。。

仕事をするグループの人数は決まっていますか?
定員とかはあるのでしょうか?

もし、グループの誰かが、辞めるとか、長期休暇をとるとかといった話があったときにはすぐに人員の補充を行なっていませんか?
あるいは忙しいという声が出たら、すぐに人をシフトさせたり補充してませんか?

バレーボールも9人がいいのか6人がいいのか決め手がないように、仕事の単位であるグループの人数も明確ではないのではないでしょうか?

しばらくは補充を見合わせて様子を見て見ましょう。
たとえば、
一人当たりの仕事量が格段・格別に増えてしまったり、労働災害を招いてしまうほどの危険な状態になる場合は別として、仕事の手順とか優先度を見直すチャンスです。

みんな一生懸命働いていますし、仕事が好きな人の集まりのはずです。
人が減ったらまずやることは、無駄な工程や仕事を減らすことです。
意外とあるのが、本来はやらなくてもいい仕事や手順を後生大事にやっていることもあるかも知れません。

仕事のプロセスを見直すことなく人の補充をしたら、基本的には仕事の手順の改善は進みませんし、一人当たりの生産性も向上しません

『忙しい』という言葉があったら、まず人を減らしてみる」覚悟で人事・人材配置をチェックしてみるといいですよ。

また、逆に「暇だぁ!」という部門があったら、人を増やすか、仕事を減らしてみましょう。
そこにいる人たちは、「仕事が少なくて楽でいいなぁ!」とはきっと考えないはずです。

一時的には生産性が落ちますが、そのときはボーナスを減らしましょう。
きっと「仕事をください!」という声が出てきます。
あるいは「別の場所に変えてください」という嘆願が出てきます。
そのときは、すかさず「忙しい」部門に配属を変えるのです。

ビーチバレーを一日中やっているのはしんどいことです。
ビーチバレーも6人制のバレーも9人制バレーも、コートの大きさやルールに大きな違いはありません。

仕事も一緒です。
そのセクションでの適正人員はなかなかわかりにくいものです。
一人当たりの労働量・仕事量を意識した人材配置が必要です。

なお、仕事を増やしたり減らしたりする時には、
金銭的・時間的・心理的負担度を説明できるように準備しておくことは必要です。

バレーボールには見習うところが多いのかも知れません。

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かい

なるほど!納得ですね。
手帳にメモっておきました。
参考にさせていただきます。
by かい (2009-04-06 14:04) 

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