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企業が破綻しそうなとき。。。。。(ホテルK) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

今朝のTVに都心のKホテルの廃業話が取り上げられていましたね

社長による従業員への説明会
従業員の皆さんによる自主営業
それから館内の案内
等々

今まで、私がここに書いてきたような話とダブらせてみていただいたらすごく面白いのではないかと思います
東京の都心の一等地、交通至便なところにある歴史伝統的なビジネスホテルのK

単体の経営だけだと黒字だったけど、リゾート開発の失敗で約60億の借金が
例のリーマンがスポンサーについた(?)けど、リーマンは破綻

ヒト、モノ、カネ という切り口で見てみませんか?
テレに映像を通じただけの情報ですが

1.ヒトの問題
①社長について
 席上、従業員の誰かが言っていました
 「この席でニヤニヤして話している社長」。。。。。
 私の嫌いなタイプの経営者の一人です
 ストイックさが伝わってこない。。。。。
 きっとご自宅は立派な建物なんだろうなと、ふと思いました

②従業員の皆さんについて
 会場を見ると、気のせいか、ご年配の方が多いようです
 いや、そう見えました
 社長が退席しようとするときも、詰め寄る人もなく、胸ぐらをつかむような人もなく
 呆然と見送っていらっしゃいました
 私なら、襲い掛かってしまうかも知れないなぁと思いましたが。。。。


2.モノの問題
①老舗のホテルなだけに歴史を感じさせる佇まいです
②部屋の中も瀟洒というかモダンというか重厚感が伝わってくるかも知れない雰囲気かも知れません
 (実は、伝わってこないです 磨かれていないし、日常の手入れがされていません)
③軽井沢とか八ヶ岳の麓とかにあれば意味合いも違ってくるのでしょうが、都心のターミナル駅のそばのホテルにそれを求めるのならビジネスホテルのままでは中途半端かもしれません
④テレビで見る限りあまり綺麗ではありませんでした
 トイレとかキットいまいちなのかなぁと思いました

3.カネの問題
①約60億円の借入金ですか。。。。。?
②銀行もよく貸しましたね そこがポイントかもしれません
③働いている人たちのお給料はいくらくらいだったんでしょうね

4.エトセトラ
従業員の方が自主営業をされるということですが
①腕に腕章を巻いているような雰囲気ではだめですよ
 お客さんを巻き込んではいけません 関係ないのだから
②今日に至るまで、誰も気づかなかったのですか?
 もしそうなら再建は難しいです 社長だけが悪いのではにのですから
③少し料金が高いのでしょうね
 リゾートホテルではないのですから、ビジネス客用の価格設定が必要です
④とにかく綺麗にしてください 清潔感がないとリピート客は来ないでしょうね
 泊まるだけならカプセルホテルとかでいいのです
 気持ちよく眠るのなら、新しい清潔なホテルのは勝てません
 料金が高いのなら別のホテルにします
⑤このホテルの「売り」(特長)はなんでしょうか?
 戦略も戦術もないままでのスタートは長続きはしないでしょう
 長所を前面に出さないといけないでしょうね
⑥ビジネスは同情では続きません

いろんな考え方があるのでしょうが、私はそう思います
倒産しそうな企業には、予兆とか予感があります
それを払拭しないと再建は難しいですよ



タグ:ホテル 倒産
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