SSブログ

左手の法則 ②(儲かるお店はここが違う) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

左手の方向には不思議な魔力があるようです。
よくはやっているスーパーってどこか違いますよね。
たとえば、「値段が安い」とか「新鮮」とか「品物が豊富」とかのキーワードがあるのかもしれませんが、
それだけではないようですね。
つまり、「買い物がしやすい」と言うのが最大のキーワードです。

「買い物がしやすい」と言うのはどういうことでしょうか?
たとえば、車で行く人なら駐車場が入りやすいと言うようなこともありますね。
それから、店員さんがフレンドリーということもあります。
それより何より、店内を動きやすいと言うか、商品が見やすいというか、文字通り買い物がしやすいのです。
「買いまわり」がしやすく、ついつい必要のないものまで買ってしまうという店です。

小生が気にいっているあるお店を紹介しましょう。

①入り口から入ると左手に行きます(時計回りです。)
②入り口を入ると
 A野菜→B魚→C肉→D惣菜もの(麺、練り製品、納豆、漬物、とうふ)
 E牛乳(アイス・乳製品)→F酒で一巡し
 G中洲に パン・お菓子・乾物・缶詰・家庭用品・調味料・ペットボトル
 等が配置されています。
 気のせいか、是非とも必要なものから順番に並んでいます。

 お客が同方向に回りますから、買い物客の流れがとてもいいです。

 レジにはペットフードや電池等がおいてあります。

ポイントはなんでしょうか?
そうです「左手の法則」です。
ドアをくぐると抵抗なく左の方向に足が進んでしまいます。
さらに、左側に目のつくものが置いてあります。

当然、通路の両側に商品はありますが、
左見て右見ての繰り返しと、
右側には、お米の特売のように、かさ張る商品で知らず知らず見てしまうものや、商品札で目立つように工夫が凝らしてあります。

この店は、特売のお米が通路右側に山のように積んでありますので、右側がブラインドになることもありません。

おそらく
ビジネス(特に客商売)は、心理学の影響が色濃く出るのでしょうね。

この店は、お客様の左手方向が滑らかになるような商品配置です。
右手のほうは、心理的な壁を乗り越えるような目立つ配置にしてあります。

たぶん レジも左にお客さんを抱える人のほうが早いのではないでしょうか?
ただ、この店は、通路両側にレジがありますから、右側になるレジの方はお客さんに対して左向きで迎えるように工夫しているのかもしれません。

スーパーの場合、必ずしも、ドアを入ったら左に向いて右回りでまわるのが理想ですが、
物理的にやむをえないときもあります。
そんなときには、目立つ商品を左側の中洲おいたりして、注目度をアップしていきます。

デパートでもそうです。
エスカレーターやエレベーターを降りたら、左手に踏み出して右回りになるお店が楽ですね。
買い物に行かれたときは、確認してみてください。

ひょっとしたら。。。。。。お気づきになるかもしれません。
この店は左手の法則を知っていると。。。。。あるいは、知らないなと。。。。。


タグ:流行るお店
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0