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「競争の時代の終わり」 (消費はどうすれば活性化するか②) [感覚的消費論]

これは、平成13年(2001年)9月に書き下ろしたものです。。。。。少し古びていますが、参考までに。。。。 感覚的消費論:(消費の担い手を探せ!・・売り手の側からみた消費ではなく、消費者の側からみた消費)です

 さて、消費者の側に立つことにより、昨今の国民生活・消費環境をめぐるキーワードを整理しながら有力な消費者像・消費行動像を見てみよう。

 まず、多くの統計・調査を見るまでもなく、所得水準・生活水準・消費水準ははるかに向上してしまったということである。ということは、「ないから買う」のではなく「あるのに買う・ないのに買わない」時代になったということである。

昭和20年代は、戦後復興に伴う充足がまず第一で、とにかく生活必需財を買い求めることから消費はスタートした。
「もはや戦後は終わった」昭和30年代以降、所得倍増・列島改造と生活の質の向上を求めた消費者は、競争のように消費財を買い求めた。「隣が持ってる(持っていない)」を基準に物を買い揃えることが何よりであった。「物のあるなし」を尺度とした差別化の歴史でもある。
石油ショック以降も、プラザ合意の後の円高デフレの後に来た「バブルの時代」もとにかく競って買い求める時代ではなかったのだろうか。
つまり、消費者のテーマは、一貫して所得水準・生活水準・消費水準の向上を意識した「競争」にあったのではないだろうか

タグ:消費 商売
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