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「消費の現象」 (消費はどうすれば活性化するか⑩) [感覚的消費論]

これは、平成13年(2001年)9月に書き下ろしたものです。。。。。少し古びていますが、参考までに。。感覚的消費論:(消費の担い手を探せ!・・売り手の側からみた消費ではなく、消費者の側からみた消費)です

 第四に、消費の単位が明らかに個人単位に変わったということである。

 かつて、一軒の家(家庭)で使うことが単位であった電気製品(家電)は、いまや個人をベースに購入されている(個電)ということである。携帯電話で顕著なのはいうまでもなく、自動車や最近では住居でさえそうである。
 
 第五に、商品サイクルが短期化ないしは同時化しているということである。
古くは、今年東京で流行ったものが、来年は大阪で流行、その翌年は地方中核都市へ、そしてその翌年に漸くその他の地方都市へ広がっていった。
 つまり、新しい商品が出回るまでには数年を要し、売り手の側は、ゆっくりと商品開発・提供を行えばよかった。マスコミや交通機関の発達は、情報や商品の移動を容易にし、今では、東京で流行ったものは、たちどころに全国に広がり、ワンシーズンでその商品寿命を終えることとなったのである。
それと同時に、街行く女性のファッションを見れば、ミニスカートとロングスカートとパンツ(ズボン)が混在していることに気がつく。かつては、女性の服装の基準も「流行かどうか」一辺倒であったものが、並存していてもあるいは人と異なっていても「変だ」とか「恥ずかしい」とは思わなくなっていると言えよう。
タグ:個電
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