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第五次産業としての農業 (生業的なビジネスから簿記のある経営に) [裏づけのない経営学]

ものの本を見ると(ひょっとしたら、コーリンクラークの産業分類というのかも知れませんが)、

第一次産業:自然に働きかけて採取を行う産業。ただし、鉱物等の地下資源を除く。 農業、林業、水産業など。
第二次産業:地下資源の採取。または,(第一次産業が生産した)材料を加工して工業製品をつくる産業。鉱工業。建設業等。
第三次産業:第一次産業にも第二次産業にも分類されない産業。情報・知識を集約する点に特徴がある。金融業、不動産業、商業(流通業、小売業、卸売業など)、サービス業(飲食業、運輸業、通信業など)や第一次産業や第二次産業に含まれない業種全て。
と言われていますね。

ただ、現場感覚で卑近に見ると、
第一次産業=生業的なビジネスの色彩が強いような感じがします つまり、もっぱら生計維持にウェイトがかかっているような気がします。
また、
第4次産業、第5次産業と言うのも生まれてきているような気がしませんか?
小生の感覚的な定義で言えば、
第4次産業:朝でもないのに、「おはよう!」とか「おはようございます」と言う挨拶が定番なビジネス マスコミ、芸能界、社交的飲食店等々 で、意外にも、ファッションや消費分野の先端を走ったりオピニオンリーダーのように扱われがちなビジネス
第5次産業:「生業」から「経営」に高度化したビジネス 業種を問わず、零細企業と呼んでいたビジネス(?)から、組織的な企業ビジネスに変わったもの

特に農業分野においては、(きわめて感覚的ですが)
①家計調査も長い間、農林水産省の管理下に置かれており、総務庁の「家計調査」と比べられてこなかったため、実態が把握しづらかった。
②「営農指導」という名のもとに、「農協」による借金過多体質が築かれていった。
③特に、コストや利益と言う側面で見たら、設備投資が「あったらいいな」的になされていたケースが多いように思われる。
④貸借対照表(B/Sバランスシート)や損益計算書(P/L)の作成や事業計画の策定がやや不分明のような気がする。
⑤後継者ができにくい経営システムである。
などの課題があったのかも知れません。


少し乱暴な議論かも知れませんが、
「食の安全」とか「食料自給率の向上」等も意識しながら、農業に期待をかけるのならば
やはり、ビジネスとして「絵」が描けるような経営振りが求められるのではないかと思います。
日本の場合、多くのビジネスが経済産業省の主管分野が多いですが(許認可は別として)、
農業ビジネスにおいても、経済産業省が主管するような経営振りが求められているような気がします。

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