銀行についての素朴な疑問 [銀行(員)と付き合う法]
「自分の常識は他人の常識ではない」と誰とはなくおっしゃることがあると思います
銀行と言うのは、比較的、基本的な商品に違いがないのが一般的ですが、最近、素朴に疑問を持つことがあります
確かに、
①コンピューター化(機械化)・・・・・コンピュータで処理すること
②事務のセンター化(集中化)・・・・・すべてをその支店で処理するのではなく、日本全国の処理を事務センターで一括処理するもの
③業務の多様化・・・・・たとえば、キャッシュカードにクレジット会社のクレジット機能が付いているものもあります
④資金の市場化・・・・・金利がマーケットに追随するなどから、各行の金利が異なること等
などが進んだこともあり、銀行によってはずいぶん異なっているようです
⑤業務の自由化・・・・・いわゆる「護送船団方式」ではなくなりました
から、各行により仕事の仕方や言葉づかいや書類(帳票・伝票)等々がずいぶん異なってきています
ただ、基本的な用語には、そう大きな違いはないかと思いますが、 一方で、素朴な疑問も生まれてしまいます
同じような事柄なのに、なぜこうも難しく語ってしまうのか。。。。ということもありますね
たとえば、いろんな銀行のHPなどに見られる記述の仕方にも微妙に違いがあります
ひょっとしたら商品内容が違うのかも知れません
お客様は、預金金利や預け入れ期間をかなり意識されますが。。。。。。。基本的な事項については、そんなに違わないと思うのが一般的なはずですね
下記の通り各行のHPは微妙に違っていますのでお取引きをされるときには注意・留意そしてご理解が必要です
1.定期預金を中途解約したときの金利の考え方
A銀行 (オーソドックスな書き方です)
期限前解約:やむをえず満期日前に解約するときは、当行所定の利率により計算します。くわしくは、商品説明書をご覧ください。
B銀行 (複雑ですが、オーソドックスな書き方です)
満期日前に解約される場合は、期日前解約利率が適用されます。(この利率により計算した利息額が、すでにお支払いした中間払利息額(中間利払い日が複数ある場合は各中間利息の合計額)より少額のときは、その差額をお支払いいただきます。)
C銀行 (解約のコメントはなく、「一部解約サービス」について説明してあります)
期間1年超の定期預金をお預け入れいただきますと、1年経過後には、必要な金額だけ(単利型のスーパー定期300は300万円を下回らない範囲まで)何回でもお引き出しいただけます。一部解約後の残高には、お預入時点の利率がそのまま適用されますので、便利でおトクです(ただし、一部解約部分の適用利率は期限前解約利率となります)。
※ 複利型のスーパー定期で、一部解約後の残高が300万円未満となる場合は、一部解約日以降はお預入時の300万円未満の店頭表示利率が適用されます。
D銀行 (原則解約はできないらしいです)
原則として満期日前の中途解約はできません。利息は6ヵ月ごとの複利で計算し、満期日以降に一括して支払います。
また、欄を変えて
「この預金は、原則満期日前に中途解約できません。なお、別途規定に定める事由により例外的に満期日前の解約に応じることがあります。ただし、この場合においても一部だけの解約はできません。中途解約する場合は所定の計算式に基づき利息計算を行います」とも書いてあります
E銀行 (オーソドックスな書き方です)
中途解約:満期日前にご解約の場合は、当社所定の中途解約利率により計算した利息を、元本とともにお支払いします。なお、「○○定期」(スーパー定期複利型・通帳式)はお預け入れ後、6ヵ月経過後であれば一部解約も可能です。
2.預金の受入れについて
A銀行 (預金なのに「販売」とか「ご購入方法」という言葉が見えます)
販売対象は個人の方に限定させていただきます。
預入金額は50万円以上1円単位です。上限はありません。
法律論等を考えたら、どのように理解していいのか素朴に疑問です
3.預金保険について・・・わかっているようでわからない話です
A銀行
定期預金は預金保険の対象です。預金保険については窓口までお問い合わせください。
B銀行
この預金は、当行が元本保証しておりますが、当行の業務又は財産の状況の変化を直接の原因として元本欠損が生じる場合があります。
この預金は預金保険の対象として、同保険の範囲内で保護されます。くわしくは店頭掲示ポスターをご覧下さい。
C銀行・・・・(「預金保険制度について」と言うことで、別立てに記載してあります 「スーパー定期預金」の欄には記載はありません)
D銀行
安全・確実に資産を運用
元本保証、預金保険対象、満期まで変わらない固定金利でお預かりしますので、安全かつ確実に資産をふやせます。
E銀行
この商品は元本保証商品です。預金保険制度の対象となっていますので、万一当社が払戻しを停止した場合においても預金保険の保険金の範囲内までは保護されます。
4.振込み手数料について
最近はフィービジネスと言うことで、各行とも、何かと手数料が必要ですが、送金(為替)手数料については少し不可解なこともあります
①3万円未満と3万円以上で手数料率が違うのはなぜだろうか?
②全銀協の為替決済システムを使うのなら、手数料は同一でいいのではないか
③ATMの利用者は優遇されている(手間が省けるので当然と言えば当然)
④大口預金者には優遇されている(囲い込みと言う意味でも、理解できる)
⑤郵貯銀行(郵便局)の送金システムはどうなっているのだろうか?
(なにか複雑です)
特に、「振替」「払込」「振込」の区別はよくわかりません
ATMには「0円」と言う表示もあります
また、
ATMで「払込」を行うと 3万円未満が 80円 3万円以上が290円です
窓口で「払込」を行うと 3万円未満が 120円 3万円以上が330円です
5万円の送金だと2万5千円を二口にしたほうがお得です
郵貯銀行HP http://www.jp-bank.japanpost.jp/ryokin/rkn_furikae.html
「金融自由化」とはいうものの、基本的な考え方は、業界団体等で整理されるのが消費者利便(=わかりやすい)と言うことのような気がします
このように銀行員でもよくわからないことが多いのです
銀行と言うのは、比較的、基本的な商品に違いがないのが一般的ですが、最近、素朴に疑問を持つことがあります
確かに、
①コンピューター化(機械化)・・・・・コンピュータで処理すること
②事務のセンター化(集中化)・・・・・すべてをその支店で処理するのではなく、日本全国の処理を事務センターで一括処理するもの
③業務の多様化・・・・・たとえば、キャッシュカードにクレジット会社のクレジット機能が付いているものもあります
④資金の市場化・・・・・金利がマーケットに追随するなどから、各行の金利が異なること等
などが進んだこともあり、銀行によってはずいぶん異なっているようです
⑤業務の自由化・・・・・いわゆる「護送船団方式」ではなくなりました
から、各行により仕事の仕方や言葉づかいや書類(帳票・伝票)等々がずいぶん異なってきています
ただ、基本的な用語には、そう大きな違いはないかと思いますが、 一方で、素朴な疑問も生まれてしまいます
同じような事柄なのに、なぜこうも難しく語ってしまうのか。。。。ということもありますね
たとえば、いろんな銀行のHPなどに見られる記述の仕方にも微妙に違いがあります
ひょっとしたら商品内容が違うのかも知れません
お客様は、預金金利や預け入れ期間をかなり意識されますが。。。。。。。基本的な事項については、そんなに違わないと思うのが一般的なはずですね
下記の通り各行のHPは微妙に違っていますのでお取引きをされるときには注意・留意そしてご理解が必要です
1.定期預金を中途解約したときの金利の考え方
A銀行 (オーソドックスな書き方です)
期限前解約:やむをえず満期日前に解約するときは、当行所定の利率により計算します。くわしくは、商品説明書をご覧ください。
B銀行 (複雑ですが、オーソドックスな書き方です)
満期日前に解約される場合は、期日前解約利率が適用されます。(この利率により計算した利息額が、すでにお支払いした中間払利息額(中間利払い日が複数ある場合は各中間利息の合計額)より少額のときは、その差額をお支払いいただきます。)
C銀行 (解約のコメントはなく、「一部解約サービス」について説明してあります)
期間1年超の定期預金をお預け入れいただきますと、1年経過後には、必要な金額だけ(単利型のスーパー定期300は300万円を下回らない範囲まで)何回でもお引き出しいただけます。一部解約後の残高には、お預入時点の利率がそのまま適用されますので、便利でおトクです(ただし、一部解約部分の適用利率は期限前解約利率となります)。
※ 複利型のスーパー定期で、一部解約後の残高が300万円未満となる場合は、一部解約日以降はお預入時の300万円未満の店頭表示利率が適用されます。
D銀行 (原則解約はできないらしいです)
原則として満期日前の中途解約はできません。利息は6ヵ月ごとの複利で計算し、満期日以降に一括して支払います。
また、欄を変えて
「この預金は、原則満期日前に中途解約できません。なお、別途規定に定める事由により例外的に満期日前の解約に応じることがあります。ただし、この場合においても一部だけの解約はできません。中途解約する場合は所定の計算式に基づき利息計算を行います」とも書いてあります
E銀行 (オーソドックスな書き方です)
中途解約:満期日前にご解約の場合は、当社所定の中途解約利率により計算した利息を、元本とともにお支払いします。なお、「○○定期」(スーパー定期複利型・通帳式)はお預け入れ後、6ヵ月経過後であれば一部解約も可能です。
2.預金の受入れについて
A銀行 (預金なのに「販売」とか「ご購入方法」という言葉が見えます)
販売対象は個人の方に限定させていただきます。
預入金額は50万円以上1円単位です。上限はありません。
法律論等を考えたら、どのように理解していいのか素朴に疑問です
3.預金保険について・・・わかっているようでわからない話です
A銀行
定期預金は預金保険の対象です。預金保険については窓口までお問い合わせください。
B銀行
この預金は、当行が元本保証しておりますが、当行の業務又は財産の状況の変化を直接の原因として元本欠損が生じる場合があります。
この預金は預金保険の対象として、同保険の範囲内で保護されます。くわしくは店頭掲示ポスターをご覧下さい。
C銀行・・・・(「預金保険制度について」と言うことで、別立てに記載してあります 「スーパー定期預金」の欄には記載はありません)
D銀行
安全・確実に資産を運用
元本保証、預金保険対象、満期まで変わらない固定金利でお預かりしますので、安全かつ確実に資産をふやせます。
E銀行
この商品は元本保証商品です。預金保険制度の対象となっていますので、万一当社が払戻しを停止した場合においても預金保険の保険金の範囲内までは保護されます。
4.振込み手数料について
最近はフィービジネスと言うことで、各行とも、何かと手数料が必要ですが、送金(為替)手数料については少し不可解なこともあります
①3万円未満と3万円以上で手数料率が違うのはなぜだろうか?
②全銀協の為替決済システムを使うのなら、手数料は同一でいいのではないか
③ATMの利用者は優遇されている(手間が省けるので当然と言えば当然)
④大口預金者には優遇されている(囲い込みと言う意味でも、理解できる)
⑤郵貯銀行(郵便局)の送金システムはどうなっているのだろうか?
(なにか複雑です)
特に、「振替」「払込」「振込」の区別はよくわかりません
ATMには「0円」と言う表示もあります
また、
ATMで「払込」を行うと 3万円未満が 80円 3万円以上が290円です
窓口で「払込」を行うと 3万円未満が 120円 3万円以上が330円です
5万円の送金だと2万5千円を二口にしたほうがお得です
郵貯銀行HP http://www.jp-bank.japanpost.jp/ryokin/rkn_furikae.html
「金融自由化」とはいうものの、基本的な考え方は、業界団体等で整理されるのが消費者利便(=わかりやすい)と言うことのような気がします
このように銀行員でもよくわからないことが多いのです
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