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サラ金でお金を借りるとなぜ返せないのか。。。。 [銀行(員)と付き合う法]

「サラ金」という言葉も最近は聞かなくなりましたね
でも、いわゆる「街の金融業者」さんとかでお金を借りて、返せなくなった人の話は、きっと今でもあるのではないでしょうか。。。。。
いわゆる「多重債務者」とか「多額債務者」と呼ばれます

借入には、「いい借入」と「悪い借入」があります

そんな話は聞いたことがない、とおっしゃる方もいらっしゃると思います
銀行の基本は「いい借入」です
企業のバランスシートの「借入金」も「いい借入」が好ましいのは言うまでもありません

「いい借入」というのは
1.お金を借りると、結果的に利益が出るもの
2.近い将来に資金が入るので、その時までの「つなぎ借入」
が典型的です

具体的に説明しましょう
1.お金を借りると、結果的に利益が出るもの とは、

工場の建設、機械の購入、店舗の新設・修繕などが挙げられます
たとえば、新しい工場を建設したり、機械を購入したりすると、増産が期待でき、おそらく利益も相応に上がるのではないでしょうか

しかしながら、工場の建設や機械の購入には、資金が要ります
①この資金を借入し、
②本格稼働するまで据え置きをし
③軌道に乗り、利益が出始めて資金繰りが楽になったら、元金の返済を始める
という借入です
事業計画に狂いがなければ、「いい借入」です

借入をしたら「利益」が出るというのがポイントです
しかし、計画が無謀で、ある意味計画的でなかったら、借入過多になってしまいます

2.近い将来に資金が入るので、その時までの「つなぎ借入」 とは、

たとえば「1週間後に、まとまったお金が入る」というような場合、入金までの資金繰りのつなぎ借入です
そのまとまったお金の振込先を、借入をした銀行にしておくなどしておけば、返済はほぼ確実です

ポイントは、返す当てが明確だということです

これらが典型的な「いい借入」の例です
もしあなたがサラリーマンで、いわゆる「サラ金」からお金を借りたとしましょう

さっきの「いい借入」の例をなぞらえるなら、
1.「サラ金」でお金を借りたら、給料が上がることが必要です
失礼な言い方をすれば、「サラ金」でお金を借りなければいけないような状況な時に、給料は上がりますか?
もし、きちんとした収入の増額の見込みがあるのなら、普通の銀行や親兄弟・親類縁者でも貸していただけるはずですね

2.「サラ金」でお金を借りるのなら、返済の目途が立っていることが必要です
明らかに、明日、ボーナスが入るけど、今日、どうしてもお金が必要であるというような時には、有効なこともあります でも、そういうギリギリの資金繰りでは、やはりどこかで、資金不足が始まってしまうのが「世の常」です

「上から目線」で書いてしまいました
お気に障ったら、ごめんなさい

ただ、企業の借入にも同じことが言えるのではないでしょうか。。。。。
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