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銀行からの借入に効率を求めないでください(損して得取れ!) [銀行(員)と付き合う法]

たとえば、7月27日の月曜日に、不動産を購入されるとしましょう
所要額は120百万円(1億2千万円)です

銀行から100百万円(1億円)を借り、残りの20百万円(2千万円)は自己資金を充てることを想定してください

では、みなさんは、いつごろ銀行からお金を借りますか?

A案:7月27日(月)…不動産売買の当日
B案:7月24日(金)…不動産売買の前営業日
C案:7月17日(金)・・不動産売買の日の相当前
D案:6月26日(金)・・・不動産売買の日の1か月前

正直にいえば、いつでもいいのですが、目安としてA案~D案まで4つの案を想定してみました

A案:使わないお金に借入利息を払うのは無駄なので、効率を求めて、不動産売買の当日に借入をする
B案:やはり、余裕を持って前日(このケースは前営業日)に準備して待つ。。。資金は当座預金に入れておく
C案:それなりに余裕をもって、事前に借入。。。。資金は当座預金または普通預金に入れておく
D案:不動産売買の1か月以上前。。。。ただし、資金は1か月の定期預金にしておく

などの方法です
皆さんなら、A案~D案のいつごろの借入時期を希望されますか

銀行の希望としては、1カ月以上前から借りていただき、まだ必要時期ではないのに、借入利息を払っていただくのはありがたいことです
以前なら通知預金にでもしていただいて、日常の資金とは区分けして、預けていただくのはうれしいことです

小生が、新米の貸付担当の時、1か月以上前に借入をしてもらい、預金をしてもらうのは忍びないという気持ちがありました
ある時、業績のいい会社の社長さんがお礼に見えました
「早く段取りしていただきありがたい」
小生が、「お使いにならないのに、ずいぶん前に借りていただくので申し訳ないですね」と詫びを入れたら
「とんでもない、すごくありがたい」とお礼を頂きました
理由を尋ねたら、
「どうしてもほしい不動産です 資金の手当てができていたら、バタバタしなくて済むし、取引も余裕をもって交渉できますよ」とのことでした

長期的に収益を考えての不動産取得なので、1カ月くらいの利息の負担よりも、資金手当てを確実にし資金面でのトラブルもなく不動産売買を行いたいというのと、少しは銀行にも協力して置きたい
とのことのようでした

確かに、
①当日の資金借り入れは、負担利息から見れば効率的かもしれませんが、事務的な問題で、入金が遅れたりすることもありました
②あるいは、融資できるのかできないのか確定しないまま(はらはらしながら)取引の交渉にあたられた方や、
③結果的に資金が出なくて、不動産取得を断念されたケースもあります
④事前に手形でお支払いになっていたケースなどは、不渡り懸念まで生じてしまい、信用まで失墜してしまった企業もあります

銀行もそんなにあくどいことをしているわけではありません
余裕のあるビジネスというのが、健全ビジネスの基本です
不動産取得等は、儲かっている企業でも大きな投資であり賭けです
「損して得取れ!」というのでしょうか。。。。

資金の裏付けのあるビジネスは心強い!ということをあらためて意識したものです

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