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今なぜ解散。。。。。。?(企業経営に準えたら。。。。) [少し政治的な話を。。。。]

小生の愛読紙の一つ日経新聞の6月26日(金)の朝刊社説は、「麻生首相は今国会で解散を」と題したものでした

その要旨は
1.現在の衆院議員の任期は9月10日に切れる
2.26日には、衆院解散より優先して成立を目指していた重要法案の処理にひとまずめどがつく
3.必要な法案を処理したうえで、今国会中に衆院を解散するよう首相に求めたい

4.麻生政権を取り巻く状況は厳しさを増している
5.西川善文日本郵政社長の続投人事を巡る迷走もあり、内閣支持率は再び危険水域に入りつつある
6.自民党内では「麻生降ろし」の動きもくすぶり続けている
といったようなものです(好都合な部分のみを抜粋)

今回の解散話には、素朴に疑問が残ります
素朴に書き留めてみましょう
①通常、任期があるものは任期まで努めるのがオーソドックスと考えたい
②任期の途中で、辞めるとか辞めさせられるというのは、不都合である理由が明確であること
③9月10日が任期であるのなら、その間に、不都合な個所をピックアップして、次の選挙に活かすような分析が必要であること

④「内閣支持率=自民党支持率」と考えるのなら、自民党サイドとしては、敗北しそうな選挙をわざわざ早期にやる必要があるのかということ
⑤内閣改造・党役員人事の話もありますが、現在の閣僚や党役員の実績が語られていないこと
⑥特に、不祥事等の多い官庁について、この10年程度の間、だれがどのようにかかわってきたか分析すること ・・・・不祥事・不都合の多い官庁の病巣は積年のものであり、過去の政務次官・副大臣・政務官等の仕事ぶりも評価すること

⑦地方の知事の中には、
a.マニフェストを金科玉条のようにおっしゃる方もいらっしゃいますが、そのマニフェストの執行ぶりを評価・検証すること
b.「地方分権」を金科玉条のようにおっしゃる方がいらっしゃいますが、「地方分権」以外には地方は救われないのかということも評価・検証すること
c.知事の中には、一期目の途中で国政に転じようとするような噂がありますが、いわゆる「知事」の重みの検証をすること

⑧カタカナ語が氾濫しており、整理すること
たとえば
a.コンプライアンス
b.マニフェスト
c.ガバナンス
等々

⑨TVタレントが政治家になることはかまわないが、政治家がTVタレント化している風潮を評価・検証すること

⑩日本郵政問題については、会社法等に準じた検証を行うこと
~郵政の民営化については、方法論としての株式会社化が丁寧に検証されておらず、曖昧すぎること
 たとえば、定款や取締役会規則等に照らした企業運営がなされているのかの検証が必要であること

最近の政治論争・政治報道を見ていると、「日本国」という組織をどう運営していくか、という整理がなされていないような気がします

100年に一度の不況というのなら、それなりの、対策とその対策の進捗評価を行いながら、経営陣の責任を評価・検討していく必要があると思います

まるで今にも倒産してしまいそうな企業の社長の首を取り換えてしまうかのような議論になっていませんか?
期初に立てた経営計画や、中長期経営計画の妥当性や進捗ぶりの検討を行わずに「好きか嫌いか」だけの議論をしていていいのでしょうか。。。。。。

ふと浅薄に思ってしまいました

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