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地震にあった時の話①(災害は忘れた頃にやってくる) [無駄の効用かやっぱり無駄か]

実は小生は地震に遭遇したことがあります
2005年(平成17年)3月20日午前10時53分、福岡県北西沖の玄界灘で発生した最大震度6弱の福岡県西方沖地震(ふくおかけんせいほうおきじしん)地震です
死者は一人、かつ目に見えた被害も震度の割には大きくはなかったようです
被害が小さかっただけに、ややおまぬけな臨場日記を書きとめておきましょう。。。。

引っ越ししたばかりの休日で、部屋にはほとんど荷物がありませんでしたが、それだけに不気味でした
揺れの感じは、今までに経験したことのないレベルであることはわかりました

でも、揺れている最中はあまり考えることもなく、「あら!これなんかすごいぞ!どうなるんだろう。。。。。?」と、戸惑うばかりです 部屋に何もなかったせいもあり、鉄筋コンクリートのマンションの天井が落ちてきたらどうしよう!というのが偽らない気持ちで、思わず枕を頭に乗せていました

揺れている間中、窓の外を見ていたのですが、お城跡の公園の木々の揺れが尋常ではありません
揺れ始めると同時に鳥が一斉に飛び上がったのが印象的です

この時に、大失敗をしてしまいました

揺れが止まり我に返ってすぐ、部下の自宅に電話をしたのですが、部下には「少し様子を見よう!自宅に待機しておいてください」と伝えました 小生は、着任したばかりで、まだ頭の切り替えもできていなかったこともあり、まず何をしなければいけないのか ということに頭も回りませんでした

なぜ、この電話が失敗であったかというと、この電話を切った以降は、電話はつながらなくなってしまったからです もうこの部下とは連絡が取れなくなってしまいました もちろん他の部下ともです 赴任したばかりですから、そうそうは社員の自宅の電話番号もわかりません 偶然にも前日に、携帯の電話番号を交換していた部下がいたのです

とりあえず会社に行ってみることにしました 自転車を飛ばして会社に行ったのですが、
あの揺れの大きさの割には、街は平穏でしたが、繁華街のビルの窓ガラスが割れています 交差点のそばのそのビルの前には赤い三角コーン△がおかれ、進入禁止のロープが張られようとしていました
(そういう準備のいい会社もあるんだなと妙な感心をしたものです)

そうこうするうちに会社に着いたのですが、実は、ここでもトラブルです
ビルの鍵がしまっているのです あいにく守衛さんも点検の見回りに守衛室を離れてしまっているようです
ガラス越しに掃除のおばさんたちが合図をくれるのですが、要領を得ません 中からも開かないようでした

やむなくビルの前で時間をつぶすことにしたのですが。。。。。
たまたま、ビルの前には公衆電話がありました 携帯電話の発達とともに、使う人もいません
小生は、普段から財布の中にテレホンカードを入れていましたので、携帯のアドレス帳でわかる限りの人たちへ電話です

休日の昼前の時間なので、なかなかつながる人もいません やむなく名古屋の後輩に電話を入れ、東京の本社の偉い人およびスタッフに電話をしてくれるように頼んだ次第です 緊急連絡網すら手もとに持っていません


そうこうするうちに守衛さんが戻って来て、何とかビルの中には入れたのですが、今度は銀行に入る鍵がありません また待ちぼうけです



福ビル②050320_1301~0001 (4).JPG福ビル050320_1255~0001.JPG







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