SSブログ

ある企業のホームページから見えるもの (ホームページはその企業の様子を映し出す鏡) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

企業のHP(ホームページ)ってご覧になったことはありますか?
もし、見るとしたら、どこをご覧になりますか。。。。
小生は、どうしても「会社概要」「会社情報」を見てしまいます

社長のご挨拶や
沿革や
役員の状況や
取引金融機関
などが書いてありますね

紙で書いてある企業紹介のパンフレットよりも
力が入っていたり
逆に
油断があったり
します

いわゆる書きすぎということもよくあります
訪問者のカウンターなどがあると、アクセスの状況もあったりしてなんとなく生きていますから
おつくりになる方も楽しいのでしょうね

HPの見方次第では、会社の中まで覗けてしまいます

これはある企業のHPの会社概要の中に唐突に書いてあったものです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
監督範囲の原則
命令系統一本化の原則
同種性と等質性の原則
職制階層数と権限委任の原則
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おそらく、社是とか行動規範とか経営方針なのでしょうね
この4つの言葉でなにをお考えになりますか・・・・・?

小生は、
①この企業で働く従業員さんは息が詰まるのではないか
・・・・・・・言葉に具体性がなく、メッセージとしては重すぎる

②ここの社長は「勉強会」とか「セミナー」とか「読書」とか「コンサルタントの意見を聞く」ことが好き
・・・・・・・とてもご自分のお言葉とは思えない

③この言葉の意味を考えてみると
・監督範囲の原則・・・・・「役割分担をきちんとやろうね」
・命令系統一本化の原則・・・・・「職制に応じて指揮命令系統のラインを一本化しようね」
・同種性と等質性の原則・・・・理解不能ですが「チームで仕事をしようね、しかも落ちこぼれなくみんなでレベルアップしてください」
・職制階層数と権限委任の原則・・・・「自分勝手にやらないでね 役職があるのだから、その人にお伺いをしましょうね でも、権限は委譲しますからね」という意味でしょうか

④この4原則をホームページに掲載・公表してなにが伝えたいのでしょうか
・・・・・・・意味するメッセージがよくわかりません

この4行の次には組織図が書いてありました・・・・・・

おそらく、組織がうまく機能せず、従業員さんもまとまりがないのか。。。。などと想像できますね


「沿革」欄を見てみると、昭和40年の創業以来、その企業の出来事が小刻みに書いてあります
しかしながら、平成14年10月の記述以来コメントがありません
こまめに書いてあった沿革が、7年近くも未記入です


皆さんは、いかがご覧になりますか。。。。。こういうHPを!
自社の HPも定期的に確認してみましょう





ちなみに、この企業は、先日、民事再生法の適用を申請されたようです


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0