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貯蓄の目的と高齢者支援 (お年寄りは経済的弱者か) [少し政治的な話を。。。。]

少し乱暴な議論をお許しいただきたい
選挙報道を見ていると
①高齢者の皆さんは、少ない年金で生活が大変である
②貯金を取り崩して使わざるを得ない
という話が必ずあります

「明日は我が身!」と思うと本当に大変なのだろうと思う次第です
が、しかし、少し考えてみましょう。。。。

①確かに、65歳を過ぎると統計的には生産年齢人口にカウントされなくなります
「もう働かなくてもいいよ=勤労収入はないでしょう」と統計的には認めていることが想像できます

②そして、年金の支給時期も漸次(ぜんじ)遅くなってきています(繰り下げられています)
寿命が延びるのに比して、年金の支給時期も遅くなってくるようです

③でも、みなさんには貯蓄があるはずです
ところで、その貯蓄の目的は何だったのでしょうか?
[本]
明治安田生活福祉研究所の調査(平成19年12月公表)「30歳代~40歳代の既婚世帯を対象に生活設計について意識調査」によれば
 http://www.myilw.co.jp/life/pdf/13_01_30-40.pdf
 貯蓄の目的には「老後資金」が上位に挙げられています

[本]
また、貯蓄と消費に関する世論調査(平成11年<1999年>金融広報中央委員会)によれば、
http://www.shiruporuto.jp/finance/chosa/yoron1999/99kaiso05.html
貯蓄の目的は、「病気や不時の災害への備え」に次いで「老後の生活資金」が上位に挙がっています

あくまでも意識調査とはいえ、皆さんは「老後のために貯蓄を」していらしたのです
それなのに、お年寄りになると「貯金を取り崩さざるを得ない生活」を嘆いていらっしゃるのです
乱暴な議論には違いありませんが、まず貯蓄を使っていただき、それでも最低限度の生活ができない方々に経済的な支援を行うというのが本来の経済・社会福祉政策ではないのでしょうか

100歳を過ぎてもTVで活躍されていた双子のご姉妹の「金さん銀さん」は、TV出演料を「老後の備えのために貯金する」と言わしめる国日本ですから、貯蓄の意味合いは軽々とは議論できませんが、高齢者=経済的弱者ということだけでは、やや危険な感じがします








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