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マスコミが日本を危うくする [少し政治的な話を。。。。]

奇しくも9月5日(土)の大手新聞社の社説のテーマが似ていました
朝日新聞   ・・・「小沢幹事長―企業献金に自らとどめを」
日本経済新聞・・・「民主党は政策決定の一元化を貫け」
読売新聞   ・・・「小沢民主幹事長 試される鳩山代表の統率力」
といった見出しです

[本]「くらべる社説」
http://allatanys.jp/A003/20090905.html

とりわけ、日本経済新聞の「小沢氏」に対する評価には厳しいものがあります
大量の当選者を出した民主党の選挙参謀である小沢氏にこれほど厳しく意見されるのは
①期待のあらわれなのか?
②危険防止からなのか?
③許せないからなのか?
よくわかりません

社説を読むと
①小沢氏への権力集中を懸念するもの
②政治手法を嫌うもの
③小沢氏の献金疑惑を追及するもの
ということでしょうか?

どうも不思議です
①自民党時代には、首相経験者等々による、不透明な二重権力的な政治・政策決定が行われたのも事実です
②「幹事長」という立場は、公の舞台に小沢氏が出てくることを意味し、行動や発言には、透明度と責任の重さが増してきます
③「献金疑惑」は、小沢氏だけのものではありません 議論するのなら公平感が必要です

経済界のオピニオンリーダーである「日本経済新聞」らしくないコメントです
今は、
1.経済の状況
2.国民生活の状況
3.国際政治での日本の置かれた立場の衰退
等々、足下および将来にわたる不安を解決し、道筋を作っていかなければいけない時です
こう言ったテーマを基準に国民は民主党を選択したのです

今、マスコミの役目は
政治が前に進むために
①越えなければいけないハードルの状況
②チェックしなければいけないポイントの状況
等々を解説・指摘することです
そして、政治の状況を見守り・監視することです

マスコミが、表面的な分析を行い、後ろ指を指したり、弓を引いたりしているような気がするのは小生だけでしょうか。。。。。。

[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

[本]日経新聞(090905(土)朝刊社説)
「民主党は政策決定の一元化を貫け」
 民主党の幹事長に小沢一郎代表代行の就任が決まった。衆院選の圧勝で巨大化した党をまとめる手腕を期待しての起用だが、党内には権力集中への警戒感もくすぶる。党が選挙で公約した「政策決定の内閣一元化」という方針に沿って、透明性の高い党運営を実現してほしい。

 鳩山由紀夫代表は小沢氏を幹事長に据える理由について「党務と政府の意思決定を両輪としてしっかり回さないといけない」と説明した。新政権の官房長官には平野博文役員室長を充てる人事も内定した。

 小沢氏は今回の政権交代の立役者であり、来年夏の参院選に向けて引き続き選挙の責任者を務める。自民党と対峙(たいじ)する国会運営の司令塔役も果たすことになる。

 民主党の政権担当能力への不安も残る中で、自民党幹事長や閣僚として政権運営にかかわった経験は貴重といえるだろう。

 半面、小沢氏には独断専行で水面下の根回しを好む古いタイプの政治家という批判がついてまわった。1993年に発足した細川連立政権では、公明党の市川雄一書記長との「一・一ライン」で与党代表者会議を取り仕切り、首相官邸との二重権力が政権崩壊を早めたといわれた。

 自民党への対抗勢力を結集した新進党では、94年の結党で中心的な役割を果たしながら約3年で解党を宣言して周囲を驚かせた。「剛腕」「壊し屋」の異名をとり、評価がこれほど分かれる政治家も珍しい。

 民主党内では小沢氏の幹事長起用を受けて、人事や重要問題をめぐる発言力がさらに増大するとの見方が強い。しかし小沢氏が院政を敷き、政策決定過程が不透明になれば、細川政権の二の舞いである。

 民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)の柱として、首相直属の「国家戦略局」などを新設し、内閣の下での一元的な政策決定を実現すると約束した。党側との二重権力が生じれば公約に反し、行政システムの改革も大きく後退する。

 社民、国民新両党は連立政権樹立に向けた民主党との調整で、政府と与党との協議機関を新設するよう求めているが、政策決定にかかわるなら、党幹部が閣内に入って発言するのが筋だ。与党協議機関は政策決定の一元化をゆがめる恐れがある。

 小沢氏は与党の最重要ポストに就く以上、記者会見を定期的に開くなどして党運営の透明度を高める努力をしてほしい。西松建設からの巨額献金で公設秘書が起訴された事件も、今後の裁判の進展に応じてさらに説明責任を果たす必要がある。

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