SSブログ

ダム建設中止報道の留意点(同情に偏らない提言がほしいですね) [少し政治的な話を。。。。]

テレビのニュース番組で、愛媛県の山鳥坂(やまとさか)ダム(河辺川ダム)計画中止問題を取り上げていました

昭和57年の調査開始から30年近く、建設推進と中止が行きかい、その計画話に翻弄された80歳代半ばの老夫婦の取り上げられていました
彼らの人生プランも定まるところがないという同情的な報道のように小生には見えました
この老夫婦も当初は建設反対で、時の経過とともに賛成の立場になられたようでした

しかしながら、中予(松山市他)地区の水資源確保が計画の主目的でありながら、途中で中予地区の分水辞退ということになり、ダム建設の主目的を失い、建設することが主目的に変わっていったようです

水没予定の世帯数は30数戸です 計画の帰趨に翻弄された住民の皆さまには同情しますが
①計画を紆余曲折させたのは自民党政権であったこと
②小選挙区制が導入され、二大政党制が想定されている政治状況下、目的や役割の不明確な政策は政権が代われば見直しがなされることは当然であること
③翻弄された住民の皆さまの悲惨な状況と、莫大な税金投入は同列には議論できないこと
などを考え合わせれば、ダム建設計画の凍結・中止は、ある意味当然の帰結であるということです

テレビの視点が、同情論に見えてしまいそうです
冷たいかも知れませんが、
①政策目的の検証
②谷間に落ちた問題の発掘と評価
③あるべき姿の提案
などを期待したいですね




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0