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「2番ではダメな理由(わけ)」に答える [素敵な企業、素敵な経営者]

先日のいわゆる「事業仕分け」の中で、蓮舫議員から日本の次世代スーパーコンピューターへの予算編成に対し「世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのですか」と発言があり、霞が関のみなさんが戸惑うシーンがありましたね。

たとえば、「オリンピックで、金メダルと銀メダルのどっちがいいのですか?」と聞かれたら、理由なく「金メダルです」と答えてしまうような問答に似ていましたが、おカネが絡むとなると、答えぶりも論理的でなければいけません。

実は、この点について、㈱島精機製作所(東証一部)の島正博社長は、
http://www.shimaseiki.co.jp/
「2番は1番と比較されて、2番だから値段を安くしなさいと値段をたたかれて無理を云われるのは当たり前なんです。しかし、大抵の場合、創業時は、本来作ろうと思っているモノより売れるモノを作ってしまいがちですが、私は創業の時から世界にないモノを作ったら、和歌山が不便でも外国からどんどん買いに来てくれるだろうなということで、スタートから世界にないモノを作ろうとという基本を持っていましたし(略)」と語っておられます。
[本]「和歌山経済同友会会報2003WINTER ISSUE」(平成15年2月10日発行)より

あるいは、別の機会に承ったお話では、「船や飛行機のタラップを一番に降りてきたら注目度は違う 2番では相手にされない!」とのことでした。

島精機製作所の本社工場にはやや古めのオーストリア製(?)の工作機械がありました。
島社長の話では、
「この機械がどうしても欲しくて、現地に買いに行ったら、すでに日本のある企業が第一号で買っていた。
話を聞いたら、船で日本に持ち込むらしいとのことであった。
どうしても日本に第一号で持ち込みたい!ということで飛行機で日本に持ち帰った。」
とのことでした。

島社長のこんな負けん気が、パリのファッション界をして「東洋のマジック」と言わせしめるのではないかと思います。


・・・十分な説明になったかどうか良くわかりませんが、スーパーコンピューターの研究・開発に携わっていらっしゃる方々は、
①いい加減な気持ちでやっているのではない
②成功したらビジネス面でもマーケットをリードできる
③しかも、国家戦略でなければできない
ということがおっしゃりたかったのではないでしょうか。。。。。。


[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]
ちなみに私は、蓮舫議員のファンであります 引き続き頑張ってください。

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