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「ハチキン」と「いごっそう」と「クジラ言葉」と「一絃琴」と「龍馬脱藩の道」 [旅紀行・県民性の謎]

世の中坂本龍馬の大フィーバーのようです。

私は縁があって、高知に2年ほど住みました。
しかも、坂本龍馬の生家のすぐそばのマンションに住んでいました。
近くには「龍馬郵便局」などというのもあった記憶があります。

以前にも書きましたが、もう一度住むなら「高知です!」と言いきれるほどの高知ファンです。
にもかかわらず、高知について勉強もせず、知識もあまりなかったものですから、当時は「そんなものか」という程度でした。

たとえば、知っていたことと言えば、
①室戸岬と足摺岬
②ペギー葉山と「♪♪南国土佐を後にして」とお坊さんとかんざし
③桂浜
④鬼龍院花子の生涯
⑤はらたいら
⑥高知商業、高知高校、土佐高、高知学芸高校
⑦土佐日記
⑧山之内一豊の妻
くらいだったでしょうか。。。。

聞くと見るとでは大違いでした。

1.空港を降りると、吉田茂(首相)の銅像があり、郊外には浜口雄幸(首相)生誕地などという案内板もありました。そういえば板垣退助さんの銅像も高知城に立っていました。
2.アンパンマンもいました。
3.武田鉄也さんみたいな「龍馬かぶれ」さんもいらっしゃいました・・・・市長もそんな格好をされる時がありました。
4.土佐鶴や司牡丹に代表される「淡麗辛口」もこの時知りました。
5.文旦や小夏や土佐の赤牛もこの時知りました。「香り米」などというのもいっぺんにファンになってしまいました。
6.石灰の産地で「四国カルスト」の大ロマンが展開していることも知りませんでした。
7.「鰹のたたき」も「フルーツトマト」も食べたことはありませんでした。

こんな風に書き始めるとキリがありません。

なかでも、助けられたのは、高知の人々です。
本当にいいお仲間に入れていただきました。

特に女性です。
「はちきん」というのはご存知でしょうか・・・・
しっかりした女性の代名詞のような言われ方をされますが、
たとえば、男性は二個ですが、女性は八個あるとか。。。。。。
しかし、
本来は10個だけど、女性は2個足らない8個という説もあるようです。
私が思う限りでは、高知の女性は、「しっかりしているようで淡白でくよくよせず割り切りがいい」ちゃっかり組のような印象があります。

また、男性の方々にも、助けられ、誘われまくったのですが、
まさしく「いごっそう」です
辞書的には、頑固な武骨者というニュアンスのようです。確かに、淡白な頑固者という記憶もあります。

銀行の車の運転手さんは地元高知の方でしたが、
彼が曰く、
「家では縦のものも横にしない」らしいのです
しかも、こたつのテーブルの右側に乗っているものを奥様に取ってもらう時も、
「その東にある××を取ってくれ!」的に言うらしいのです
「右」ではなく「東」なのです

海で育ったみなさんならではの言葉遣いなのかと感動してしまいました。
「大きい」ということは「太い」。
「ごみ」のことは「ちり」(ちりとりの語源です)。
まさしく「くじら」を彷彿させてくれます。
太平洋からアメリカを望む方々の文化です。

私は、本を読むのが嫌いですから体系的にご説明はできませんが、
今のNHKの大河ドラマをみながらこんなことを思い起こしながら楽しく見ています。
難を言えば、福山龍馬はカッコウ良すぎますが。。。。。。。

そういえば第3話で、広末涼子さんが琴「一絃琴」を演奏するところがあります。
11月の初旬に、当時の遊び仲間でもあり大変お世話になった女性から「広末さんに一絃琴を教えました」とのメールを頂いていました。
すっかり忘れていました・・・・・・高知にいた頃は聞いたこともなかった楽器です。
TVを見ながら「そういえば。。。。」と思いだしました。

※黒田月水さんの土佐琵琶はよく聞きましたが。。。。。
[本]http://profile.livedoor.com/gessui/
(おまけに美人の方なのでよく覚えています)

・薩摩隼人と薩摩おごじょ
・肥後もっこす
・日向かぼちゃと芋がらぼくと
などという方々も他県にはいらっしゃるようですが、

ハチキンとかいごっそうを思い浮かべながらTVを見てると楽しいものです。
出演者の土佐弁もお上手です。
広末涼子さんも島崎和歌子さんも高知出身です。

そうそう、仕事でたまたま行った山奥の町:梼原町(ゆすはら)に、「龍馬脱藩の道」というのがありました。
なぜかその時胸騒ぎがするほど興奮したものです。

紀伊山中にある熊野古道も龍馬脱藩の道も山奥の道にすぎなかったのですが、歴史のドラマが蘇ってくるような佇まいがあるから不思議です。
[本]http://shikoku-net.co.jp/kochi/kankou/takaokagun/yusuharakankou.htm

こんな風に矮小化された高知の旅も楽しいものです。

[本]高知の『お酒の合理性』と『見所ウォッチング』
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-11-08


そういえば、、、、山之内一豊の妻の銅像はお城の中にありましたが、一豊さんの銅像は外にありました・・・・・





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