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「休暇の分散化」は現実的な部分から始めてほしい・・・・「またあなたですか」と言いたい [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

「観光庁」ができたせいなのか、「休暇の分散化」という議論が行われているらしい

この件については、以前にもコメントしましたが、
連休に人が集中してしまい、結果として
①渋滞が起きる
②観光ビジネスなども「繁閑」の差が大きくなってしまう
という問題があるので、休暇の分散化が必要ということがポイントのようです

先日も、「休暇シンポジウム ~新たな成長戦略としての休暇改革~」と銘打って、観光庁主催のシンポジウム※が行われたみたいです
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics02_000005.html

小生はシンポジウムを聞いたわけでもないですが、マスコミ報道などをつまみ食いした限りでは
①地域(地区)によってGWなどを分散配置する
②大型連休を増やす
③外国の例を見ても可能
ということがこの議論の基本のようです

しかしながら、休暇の分散化はサラリーマンの小生から見たら、とても現実的とは言えません
たとえば、
渋滞問題は、東京とか大阪などの都市部の大移動が原因であり、地区別の休暇ではこの問題は解決しない
土曜日も休みでない企業がある中、足下の解決策から進めてほしい
小生なら、休むよりも、この休暇を使ったビジネスで稼ぎたい
 EX.
  ・休日にオープンしている病院・歯医者
  ・休日を使ったリフォーム業者
 等々
 人が休んでいるときにこそニーズがあるものをもっと考えます
 そもそも、一緒になって休んでいるなんて、日本人向きではありません
 
飛び石連休や半日休暇制度の活用を増やしたり、休みやすい環境を作る方が先
観光だけが経済振興策ではない・・・・魅力があれば行きたくなる
携帯電話を持ったままの休暇は落ち着かない
というような課題も見え隠れします

この数年の世の中の動きを見ていると
1.夢を語る人が減った
2.現場に詳しい人が減った
3.現実的な対応がない
ということが特徴的です

たいへん失礼なのですが
最初のシンポの伊藤教授についても「またあなたですか!」と言いたくなってしまいます

TV番組のコメンテーターや出演者を見ていても同様で「またあなたですか!」と言いたくなるケースが増えてますね

これでは、ハッとするような現実的な対応や名案は生まれないのではないでしょうか。。。。。

ところで、
①観光庁のスタッフで下話は整理され、運営されていくこと
②経済界、労働界、教育界等からのヒアリングもあること
から心配はないとは思いますが、

この休暇の議論やシンポジウムには、
A:休暇を取る人
B:休暇を取らせる人
が参画していないという不安があります

※シンポジウム次第
1.開会挨拶:国土交通省

2.基調講演:
①「休暇取得・分散化の意義」(仮題) (講 演 者)伊藤 元重氏 東京大学大学院経済学研究科教授
②「フランスの休暇改革」(仮題) (講演者)ジュール・イルマン氏 在日フランス大使館参事官)

3.パネリスト
①伊藤 元重氏 東京大学大学院経済学研究科教授 (コーディネーター)
②安藤 哲也氏 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事
③井出 隆安氏 杉並区教育委員会教育長 小倉 一哉氏 労働政策研究・研修機構主任研究員
④島津 明人氏 東京大学大学院医学系研究科准教授

4.日 時:平成22年2月26日(金)・・・・・・実施済です(場所:東京国際フォーラム)

というメニューのようでした


また、観光庁には、「観光立国推進本部」というのがあって、
その中の「休暇分散化ワーキングチーム」のメンバーは、
(座長)
○国土交通副大臣 辻元 清美
(事務局長)
○国土交通大臣政務官 藤本 祐司
(メンバー)
○内閣官房副長官 松井 孝治
○内閣府大臣政務官 津村 啓介
○総務大臣政務官 階 猛
○文部科学大臣政務官 高井 美穂
○厚生労働副大臣 細川 律夫
○経済産業大臣政務官 高橋 千秋
と公表されております

[本]
「休暇をずらして内需拡大」という難解な論調 (日本経済新聞の読み方)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2010-01-28






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