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病院に「お見舞い」に行く時の注意事項 [癌(がん)とつきあう法]

一昨日、テレビのニュース番組を見ていたら、病室の名前の表示と個人情報の保護みたいな話がありました。

液晶表示装置を開発している企業が、
「個人情報保護の観点から、病室の名札を見舞いの対象者の分だけ表示できるような装置を開発した」という話です。

見ていて、正直な話「こんなものが必要なのだろうか?」と思ってしまいました
みなさんの中には、
①自分が入院された
②家族が入院された
③お見舞いに行った
ということが少なからずおありだと思います。
その時、何かお気づきになりませんでしたか?

小生は仕事柄お見舞いには何度も行きました。
家族の入院の時の思い出もあります。

まず入院している人のお立場を考えると、
1.パジャマ姿やお化粧していない姿を見られたくない
2.体力が弱っているときに、外気に触れた人には来てほしくない
・・・・・・雑菌を持ってきてしまいます
3.食欲が落ちているときに、香水とかの匂いに惑わされたくない
4.他の人に不愉快な思いをさせたくない
・・・・・・だれしも「しんどい」から入院しているのです、そっとしておいてほしい
5.医療行為の邪魔になる(含:携帯)
6.不要な「お見舞い」を持ってこられても困る
7.そもそも入院していることを知られたくない
8.見舞客に病状を説明するのもバカバカしい
等々、いろいろな課題もたくさんあります。

そんな中で、お見舞いのために病室に入ってくるための商品が必要なはずがありません。
「この表示装置を病室で使う」ということそのものが配慮のない商品と言われてしまう可能性があります。

「個人情報の保護」という今日的なテーマ以前の問題として、
①プライバシーの保護
②体力の落ちた人へのいたわり
がみじんも感じられない用途です。

病院の皆さまへお願いします
①見舞いは、家族等の付添的なもの最低限にしてほしいこと
②外部の方のお見舞いのための病棟への立ち入りは謝絶してほしいこと
③必要なら面談室を設置すること
④セキュリティに配慮してほしいこと
です。




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