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甘えてないか株式市場・・・・メッセージが聞こえない [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

今から20年ほど前、株式投資部門にいた先輩が、「壁掛けテレビができたら、電機株や液晶メーカーの株はぶちあがる・・・・」というようなことを言っていました
あるいはマーケットの専門家から、「北方領土をX兆円で日本が買う」というような話も聞きました
その真偽は別として、なぜだか心躍ったものです

さて、昨日(H22年3月16日)の日経新聞の夕刊:マーケット面にあるコラム「十字路」の中で、損保ジャパン・アセットマネジメント顧問 の伊藤氏は
・世界の株式相場は懸念材料が山積みしているにもかかわらず、総じて堅調だ
・日本株上昇に対する期待は高くない。
・政府が中長期の成長戦略と財政再建の道筋を示せば、株式相場は予想外の展開になるかもしれない。
とおっしゃっています

過去にも何度か書きましたが、いったい何がおっしゃりたいのでしょうか?
株式というのは、企業業績の向上に期待して買いたくなるものです
氏は
・日本経済は今年の後半以降、実質2%前後の成長軌道に乗る可能性が大きくなった
・日本の長期金利が大幅に上昇する可能性は小さい
ともおっしゃっています

環境は好転気味であるにもかかわらず
株式マーケットに関わる方が、結局、政治の責任的なことおっしゃっていたのでは、株式市場への信頼度は低いままです

壁掛けテレビは実現したようですが、特別な企業を生むほどの持続力はないようです
銀行の現場にいますと、「えっ!この程度の会社でも企業でも株式公開をするのか!」と思うことも多かったのも実情です

いわゆるバブルの頃の狂騒の記憶の残る方も多いのです
そもそも貯蓄の好きな民族がそうそう簡単に投資に向えるものでもありません

信頼感のあるメッセージが株式市場からほしいものです

①増税にならないように
②財政再建につながり
③企業業績に貢献するような
前向きなメッセージを発信してほしいものです

たとえば、
①デノミ話
・・・・あの2,000円札が消え、10,000円札も偽札が多いし、思い切ってデノミするのも効果的でしょうね
北朝鮮での失敗は、それは北朝鮮だったからです

②将来につながる公共工事
・・・・・メンテナンスだけでもかなりあります
そう竦み状態ですね

③地方への優先的な税金投入
・・・・・都会に住むよりは、地方に住んだ方がいい!というような価値観の変化を促すような資金の使い方

④農業の経済化
・・・・・もう少し「国際商品」として作り上げてもいいのではないでしょうか

⑤「預金保有税」というウルトラCもあります
・・・・・固定資産に代えると固定資産税がかかりますが、預金のままなら税金はかかりません
(ただし、日本の家計資産が薄くなってしまうという不安は残ります)

・日本を捨てて海外に走ったのも上場企業です
・「コンプライアンス」とか「内部統制」とか言いながら、軽視していそうな企業も目立つようになりました
政治にマーケットの活性化を求めるのではなく、マーケット自らが魅力あるものになさったらいかがでしょうか!!

・相場が上下した時の説明の主役はアメリカ追随的です
・マーケットは、グローバル化・多品種化・多技術化しています
株式関係者が、マーケットのことをお話しされるたびに、小市民は株式マーケットから遠ざかりたくなるのも実情です








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