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「消費税」「ゆうちょ」・・・・・日経の大機小機に書いてあったこと  [少し政治的な話を。。。。]

銀行に入ると、「日本経済新聞を読めるレベル」というのを求められました
テレビ欄が裏面にない新聞を読むのは苦痛でしたが、今では、なんだかんだと言いながら日本経済新聞を読まないと一日が終わりません

新聞の勧誘の方がいらっしゃっても、「うちは日経を取っていますから」の一言で、話は終わってしまいます
それくらい、日本経済新聞の威力にはすごいものがあります

経済面もさることながら、夕刊の記事や土曜の特集記事あるいは毎日の「私の履歴書」は他紙を圧倒しているかもしれません

ところがここ何年かの日経新聞の記事は、どうも中途半端で論旨が安定しない感じがないわけでもありません
原因は
①記者の方の勉強不足
②現場の実感と遊離した論点 (取材不足または取材源に偏りがある)
③マーケットのストラテジストをエコノミストと勘違いしている
等々を痛感してしまいます

そんな日経新聞のスタンスはと言えば、
・なんとなくアンチ民主党
・郵政民営化推進
・消費税引き上げ賛成
の色彩を強く感じてしまいます

さて、小生の好きなコラム「大機小機」を見てみましょう
Ⅰ.昨日(H22.08.05)は「消費税引き上げ論を考える」でした

その論旨は
1.ギリシャの赤字は過剰消費の結果であり、日本の赤字はデフレによる過少需要が主因
2.ギリシャでは増税を可としても、日本では税金の引き下げをすべきときである
(デフレを克服して税収を増やすべきである)

3.消費税を引き上げて国民の所得を減らせば、消費が減少しデフレは深刻になる
(消費税が消費支出を減らしデフレを強める)
4.国債の増加は、道路、港湾、橋梁など社会資本の充実や、託児所、老人ホームの増加という社会施設の強化を図るという経済構造の変化がもたらしたものであり、長期的には日本経済に大きな利益をもたらす

でした
コラム氏は、国債増発による景気対策優先論者のようです
消費税引き上げに消極的(否定的)かもしれません

Ⅱ.先日(H22.07.23)は「金融規制とビジネスモデル」でした
その論旨は
1.米上院が新金融規制法案を可決し、米国は約80年ぶりに規制強化にかじを切る
(要点は業務規制の復活だ)
2.日本で規制論議が低調なのは、預貸中心の邦銀ビジネスモデルを批判した専門家が手本を失って思考停止に陥ったから

3.日本の金融の後進性は事実だが、本業の逸脱が少ないともいえる
4.日本は米欧の後追いではなく、実体経済を支える黒子としての金融に必要な規制の在り方を考えて、世界に発信すべきである
5.営利を目的としない金融機関があってよい

でした
論調には郵貯の民営化議論の行き過ぎに警告するようなニュアンスを感じます


「大機小機」のコラム氏は、著名な方との噂もあり、日経の方ではないかもしれませんが、なんとなく趣が異なっています

さてさて、みなさんはいかがお読みになられましたか?

最近のTVのニュース番組を見ても、株価や為替の動きを持って、さも自分が詳しいエコノミストかのごとく話す人もいます
もう少しじっくり景気・経済を語ってほしいものです

今の日本、こんなに円高です 国際的には評価が高いのでしょうから、今こそ国力を充実するチャンスです




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