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「医療保険」なのか「死亡保険」なのか「貯金」なのか [保険の話]

保険のおばさんの話によれば、最近の若い人は保険に入る人が少なくなったらしい。
「貯金一辺倒で、貯蓄型の保険商品でないと売りにくい」という状況のようです。

他方、「ガンになって100万円もらった」 とか 「病気になって保険をもらったので車を買った」などというお年寄りの声も時折聞きます。

先日のとある新聞には、「保険」よりも「貯金(預金)」をした方がいい的なコンサルタントの方の記事も掲載されていました

さてみなさんはいかがお思いですか?
あるいはどのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

生命に関わる保険を考える時のポイントは、
①死んでから貰うのか⇒生命保険
②生きながらえている時にもらうのか⇒医療保険
と区別なさるとわかりやすいものです。

「私はまだ死なない」とか「病気になんかならない」とタカをくくっていらっしゃる方は確かに貯金(預金)だけで十分です

小生なりのコメントを記しておきましょう。

まず、生命保険です
多くの方は、保険といえば、「死亡」してもらう生命保険のことを思い浮かべられることでしょう。
「もし万一我が身に何かあれば、遺された家族のために!」という時のためのものです

多くの生命保険は、定期保険というタイプのものが多く、
契約時から20年または30年で更新時期を迎えます。
契約時は若かったので、保険料も安く感じたのですが、20年もたっていざ更新しようとすると、年齢同様、妙に高くなった保険料には驚かされてしまうものです

「これから閻魔様の思し召しがあるかもしれない!」というタイミングで、保険の継続を断念された方も多いのではないでしょうか。。。。。。

ただ、その頃は、ご心配されていたご家族も巣立っていかれていたりして、実際には、多額の生命保険もいらなくなっている方も多いのが事実です。

中には、割高な医療特約なんかがついていたりして、「止めるのも忍びない。」ということもあります。

残った家族にお金がかからない(経済的な問題がない)という方々は、生命保険は不要です

しいて言えば、ライフステージをにらみながら、「住宅ローンの残額」+「お葬式代」 くらいが生命保険として必要かと考えたらいかがでしょうか。。。。。

では、医療保険です

保険は、
①病気の人は入れない
②年齢が若いほど保険料が安い
ということを意識しておく必要があります。

医療保険は、元気なときに入るのですから、足元はムダ以外の何物でもありません

ですから、医療保険を考える時のポイントは
①なるとは思っていない病気に万一なった時に、お金の心配をしなくてよい
②元気なときにはいるのだから、保険料は死ぬまで同じ安い料金でありたい
③収入も減り、かつ、病気になり安い60歳代以降の保険料が安いままで維持されている
④医療制度・技術・環境の変化に伴い、特約等が付加しやすいものであること
⑤将来の社会保障制度の変化を支えてくれるものであること

医療保険の保障のポイントは、
①入院給付金
②手術給付金
③通院給付金
④先進医療給付金

⑤薬代 (ここを保障する保険はありません)
です。

「診断給付金」という一時金も実はありがたいものです
病気になって落ち込んでしまった時に、予定しなかった大金が入るのです。
「病気が治ったら、思い切って新車を買った」というのもわかる気がします。

「公的な健康保険や会社の福利厚生制度があるからがあるから医療保障は要らない」
とか、
「貯金を使えばいい」
と考えるのは早計です。

なぜなら、病気になったら
①所得が細ってくる (元気なときの所得はもらえなくなる)
②病気でなくても必要な生活費は病気になっても必要である
③パジャマ代とかタクシー代とか外食代とか、想定しない費用がかかる
④健康保険や会社の福利厚生制度にもおのずと限界がある
⑤闘病が長くなると、家族も疲弊し、お金の心配が現実的なものとなる
等々、想定しなかった事態に陥ってしまいます。

はたして、貯金(預金)だけで対応できるのでしょうか?
病気になっていなかったら、この貯金(預金)は他のことに使えたかもしれないのです。
(たとえば、旅行や教育費用等々)
まして、病気になって、貯金(預金)を使った人は車なんか買い替えることもなくなってしまいます。

病気で貯金(預金)を使うことは悔しい限りです。そして、経済的な心細さがわいてきます。

医学的に検証されたわけではありませんが、
病気になった人で医療保険に入ってる人は、経済的な不安が少なくなることから安心して治療に専念できます

なんだか神様がくれたお見舞い金に見えてきます
こういうのを「免疫力が高まる」とでもいうのでしょうか。。。。。。

病気にかかる費用は、医療保険というポケットを用意しておいた方が得策かもしれません

ただ、保険は、病気になってお金がかかってからでないと給付されません。
したがって、当座の資金繰りのつなぎのためにも貯金(預金)が必要であるということは言うまでもありません

医療コンサルタント、保険コンサルタントの方のお話はもっともらしく聞こえてしまうのですが、実は致命的な欠陥があります
つまり、彼らの多くは病気にかかったことがなく、他人事のようなコメントが散見するからです
世の中には、合理的なアドバイスのようで、実はちっとも合理的でないコンサルタントが増えてしまいました

そういえば、
①あなたが既にご加入の保険は、賞味期限が切れていませんか?
②高い保険料を払っておきながら、いざという時に出ない保険のままの方も多いのが実情です



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