あなたの仕事にルールはありますか? (「ルールのある仕事」と「ルールのない仕事」) [裏づけのない経営学]
小生は、「仕事は仕組みで行うもの」と考えています
さて、みなさんの仕事には、「マニュアル」とか「ルール」とか「仕組み」とかおありでしょうか。。。?
たとえば、
1.職人さんとか芸術家の場合
おそらくマニュアルまではないとは思いますが、きっとルール=仕事のやり方 はあるのではないかと思います
そういうのを「芸風」とかと呼ぶ時もあります
大企業のオフィスのようにマニュアルなどはないかもしれませんが、「その人独自のやり方」というようなものはおありではないでしょうか
もし後継者を育てると言うような場合は、傍で親方の仕事ぶりを見聞きしながら体験的に引き継がれていくのではないでしょうか
2.大企業のサラリーマンの場合
間違いなくルールがあります
そのルールは、「通達」とか「通牒」とか「マニュアル」という形で、手順が明文化されています
「内部統制」などといって「手順書」作りも大変です
ただ、大企業の場合は(特に銀行は)、監査とか検査がありますので、マニュアル通りに仕事をやていないとたいへんです
ただ、気の利いた人がいると、ルールは改正されていきますから、仕事もやりやすくなります
そして、新人でも、マニュアルを理解すれば、仕事は一通りこなせます
後は実戦での経験あるのみです
3.中小企業の場合
一言で中小企業といっても、千差万別です
オーナー一族の支配が強い企業と上場を視野に入れている企業
あるいは、規模の大小などで違ってきます
最近では、ISOとかQCなどの小集団活動などが定着している企業も増えてきましたので、ルールにはやかましくなってきているようですが
①オーナー系の企業では、超ルール的な措置や処理は日常茶飯事です
②ベテランが多い企業では、「私がルール」という職場も珍しくありません
③内部統制ルールやISOでルールが作ってあっても、
・そのルールが守られているかどうか
・そのルールはワークできるルールかどうか
検証やてチェックが合理的になされているかは疑わしい限りです
監査制度があっても、
・利害関係者が監査を行っていたり
・仕事の本質を理解できない人が監査人だったり
することも多いようです
4.公務員の場合
基本的な権限の定めはありますが、ひょっとしたら、仕事のやり方(=ルールやアニュアル)は定めてないのかもしれません
「昔からやっている」という有職故実に基づいている場合も多いかもしれません
ですから、人が減らないのです
・優秀な能力の人がこなしていく
・人の数を増やしてやっていく
・時間をかけてやっていく
というのが基本的なやり方です
今回の郵政不正事件(いわゆる村木事件)は典型的なケースかもしれません
①村木課長(当時)には、決裁権限があった
②村木課長の職印は、上村係長が押印使用していた
(ひょっとしたら、村木課長は、職印の存在などご存じなかったかもしれません)
③職印の使用管理のルールはなかったのかもしれません
④職印の押印(使用)状況について監査などというものはなかったかもしれません
今回の郵政不正事件が発覚した時、ある官僚OBに聞いてみたのです
①職印の押印記録はないのか
②職員の押印ルールはないのか
と。。。。
彼曰く
「政治家から頼まれたようなケースは、記録を残さないのが一般的 なぜなら、後日証拠が残ってしまう」と。。。
さてさて、みなさんの職場での仕事のやり方はいかがでしょうか
ルールがあると言うことは
①そのルールがワークしているかどうかの定期的なチェック
②そのルールが守られているかどうかの定期的なチェック
が必要となってきてしまいます
そして
③弾力的な対応や例外的な対応がやりづらくなります
④ルールのチェックとメンテナンスは仕事を増やしてしまいます
・・・・・「ちゃんととやっているのに難でルールが必要なの?」という悲鳴が上がってきます
それでもルールは必要です
・・・・もし、みなさんが職人や芸術家のように属人的な仕事で終わらせたくないと思っていらっしゃるのなら
1.今の仕事をさらに合理的にするためです
2.後継者の育成をするためです
3.無用なトラブルを防止するためです
4.ルールを作っていくうちに工夫や知恵が生まれてきます
ということを十二分に理解されることが必要かと思います
さて、みなさんの仕事には、「マニュアル」とか「ルール」とか「仕組み」とかおありでしょうか。。。?
たとえば、
1.職人さんとか芸術家の場合
おそらくマニュアルまではないとは思いますが、きっとルール=仕事のやり方 はあるのではないかと思います
そういうのを「芸風」とかと呼ぶ時もあります
大企業のオフィスのようにマニュアルなどはないかもしれませんが、「その人独自のやり方」というようなものはおありではないでしょうか
もし後継者を育てると言うような場合は、傍で親方の仕事ぶりを見聞きしながら体験的に引き継がれていくのではないでしょうか
2.大企業のサラリーマンの場合
間違いなくルールがあります
そのルールは、「通達」とか「通牒」とか「マニュアル」という形で、手順が明文化されています
「内部統制」などといって「手順書」作りも大変です
ただ、大企業の場合は(特に銀行は)、監査とか検査がありますので、マニュアル通りに仕事をやていないとたいへんです
ただ、気の利いた人がいると、ルールは改正されていきますから、仕事もやりやすくなります
そして、新人でも、マニュアルを理解すれば、仕事は一通りこなせます
後は実戦での経験あるのみです
3.中小企業の場合
一言で中小企業といっても、千差万別です
オーナー一族の支配が強い企業と上場を視野に入れている企業
あるいは、規模の大小などで違ってきます
最近では、ISOとかQCなどの小集団活動などが定着している企業も増えてきましたので、ルールにはやかましくなってきているようですが
①オーナー系の企業では、超ルール的な措置や処理は日常茶飯事です
②ベテランが多い企業では、「私がルール」という職場も珍しくありません
③内部統制ルールやISOでルールが作ってあっても、
・そのルールが守られているかどうか
・そのルールはワークできるルールかどうか
検証やてチェックが合理的になされているかは疑わしい限りです
監査制度があっても、
・利害関係者が監査を行っていたり
・仕事の本質を理解できない人が監査人だったり
することも多いようです
4.公務員の場合
基本的な権限の定めはありますが、ひょっとしたら、仕事のやり方(=ルールやアニュアル)は定めてないのかもしれません
「昔からやっている」という有職故実に基づいている場合も多いかもしれません
ですから、人が減らないのです
・優秀な能力の人がこなしていく
・人の数を増やしてやっていく
・時間をかけてやっていく
というのが基本的なやり方です
今回の郵政不正事件(いわゆる村木事件)は典型的なケースかもしれません
①村木課長(当時)には、決裁権限があった
②村木課長の職印は、上村係長が押印使用していた
(ひょっとしたら、村木課長は、職印の存在などご存じなかったかもしれません)
③職印の使用管理のルールはなかったのかもしれません
④職印の押印(使用)状況について監査などというものはなかったかもしれません
今回の郵政不正事件が発覚した時、ある官僚OBに聞いてみたのです
①職印の押印記録はないのか
②職員の押印ルールはないのか
と。。。。
彼曰く
「政治家から頼まれたようなケースは、記録を残さないのが一般的 なぜなら、後日証拠が残ってしまう」と。。。
さてさて、みなさんの職場での仕事のやり方はいかがでしょうか
ルールがあると言うことは
①そのルールがワークしているかどうかの定期的なチェック
②そのルールが守られているかどうかの定期的なチェック
が必要となってきてしまいます
そして
③弾力的な対応や例外的な対応がやりづらくなります
④ルールのチェックとメンテナンスは仕事を増やしてしまいます
・・・・・「ちゃんととやっているのに難でルールが必要なの?」という悲鳴が上がってきます
それでもルールは必要です
・・・・もし、みなさんが職人や芸術家のように属人的な仕事で終わらせたくないと思っていらっしゃるのなら
1.今の仕事をさらに合理的にするためです
2.後継者の育成をするためです
3.無用なトラブルを防止するためです
4.ルールを作っていくうちに工夫や知恵が生まれてきます
ということを十二分に理解されることが必要かと思います
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