悩める課長の皆さんへ (理想の上司像はない) [仕事についてのエトセトラ]
ある雑誌の相談コーナーにこんな話が載っていました
(相談者)
「営業部門の課長職を拝命しました 営業のことはまったくわかりません
うまくやっていくには、どうすればいいでしょうか?」
(回答者)
細かな業務は部下に聞き、大きな流れを判断し指示する
回答者がサラリーマンであった時代のこと、営業の先輩に教えを請うたら
①お客様とのアポイントの時間は守る(必ず10分前に到着するように)
②服装、身だしなみに気をつける
③事前にお客様の情報をきちんと整理し準備しておく
④嘘はついてはいけない
と「人間として当たり前のことをきちんとしなさい」とのことだったようです
回答者氏は、次のように整理されています
①部下のほうがその事業に詳しいのだから細かいことは部下に聞けばよい
②わからなければ何度も聞く
③今何が起こっていて、何が問題なのか正確につかむ
④重要度の高い順に行動する
⑤リーダーなのだから、部下の仕事の方向や目標を設定する権限がある
⑥部下の評価と異動を決定する権限がある
⑦細かな流れは部下に聞くとして、大きな流れはあなたが判断し指示をする
⑧その決断の一つひとつを、自信を持って実行していく
ことだそうです
※週刊東洋経済 2010.9.25 佐々木常夫の「仕事術」相談 より
さてさて、みなさんはこの回答で納得が行きましたか?
①大きな会社で
②人材に余裕があって
③業績がそれなりで
④営業ノルマが緩くて
などという会社なら、この相談・回答の感じかもしれません
ところが、実態は、こんな感じではないでしょうか?
1.企業の状況について
①業況は今一つ
②ノルマは厳しい
③仕事のやり方が旧態依然
④ルールは厳しい (ルール無視の部分も多くジレンマに感じる)
2.商売について
①お取引先も業況が悪く、強く売り込めない
②ライバル企業も多い
③自社に有力な商品がない
④浪花節的な部分や属人的な部分が多く改善したくなるようなことが多い
3.部下の方の状況について
①人材が不揃い (どこまで任せていいのか不安)
②年長や同期の部下がいて、遠慮せざるを得ない部分もある
③若手が育っていない
④仕組みができておらず、仕事の様子がよくわからない
⑤人材が足りない
⑥「辞めたい」などという部下もいる
4.あなた自身について
①抜擢されたというエリート意識もある
ⅰ早く結果を出して、上から評価されたい
ⅱ部下にはなめられたくない
ⅲお取引先からも信頼されたい(卑屈になりたくない)
②足下の仕事のことがよくわからない
③課長の how to や 理想 と 現実 にギャップが多いと感じている
④部下への接し方がわからない
⑤上司への接し方がわからない(泣き言は言いたくない)
⑥コンプライアンスとかルールに戸惑っている
⑦前任者と比べられると気が重い
⑧家庭も顧みたい
⑨眠い
⑩時間が足りない (食事をする時間や勉強する時間も取れない)
等々、課題というかジレンマも多いのではないでしょうか
そんな風に考えたら、上記の回答ですっきりしますか?
仕事をすることや仕事の課題を解決するのには、近道はなかなかないものです
「課長」と呼ばれていても
①会社によって職制が違う
②管理職なのか非管理職なのかによっても立場が違う (小生の会社では「課長」は非管理職です)
③上司との距離感も違う
という大前提の違いもあります
もし、あなたが「悩める課長」とか「戸惑う課長」なら
①悩んだこと
②戸惑ったこと
を書き抜いてみてください
・箇条書きで可
・アバウトに日付とかどんな時に起きたかを書きとめること
・意外と能率手帳に書くのがよい
そのうち、時間の経過ともに解決策や答えが出てきます
日を改めて対応策を詳述したいと思いますが
基本的な対応策は
1.腹案を持ちながら、部下に意見を求めること
2.腹案を持ちながら、上司に報告や相談や確認を行うこと
3.細かな仕事に理解を示すこと
①細かなことを部下に任すのは得策ではない!
②すべての仕事を自分でやるわけにはいかない!
③自分の不得手な部分には、謙虚な気持ち・態度で教えを乞うこと
ex.「お茶は誰がどのように入れてくれるのか」と暇な時に聞いてみること
4.急に独断で仕事のやり方を変えないこと
5.「ノミニケーション」を自ら性急に言い出さないこと
6.「日報」をよく見ること
7.毎日、すべての部下と会話すること
8.朝礼(ショートミーティング)をすること
9.お金やルールにルーズにならないこと
10.部下の長所・短所を理解すること(ただし固定観念を持たないこと)
11.権限を意識しないこと
12.責任があると言うことを知っておくこと
13.人事考課や異動を優先しないこと(あなたの意見は尊重されない)
14.寝ること(睡眠不足にならないこと)
15.自分だけのストレス解消法を見つけること
ex.漫画やポルノ小説を読むことで可
なんだか細かくなってきました
ただ、大局観だけではあなたの悩みは解決しないのではないでしょうか・・・・・
(相談者)
「営業部門の課長職を拝命しました 営業のことはまったくわかりません
うまくやっていくには、どうすればいいでしょうか?」
(回答者)
細かな業務は部下に聞き、大きな流れを判断し指示する
回答者がサラリーマンであった時代のこと、営業の先輩に教えを請うたら
①お客様とのアポイントの時間は守る(必ず10分前に到着するように)
②服装、身だしなみに気をつける
③事前にお客様の情報をきちんと整理し準備しておく
④嘘はついてはいけない
と「人間として当たり前のことをきちんとしなさい」とのことだったようです
回答者氏は、次のように整理されています
①部下のほうがその事業に詳しいのだから細かいことは部下に聞けばよい
②わからなければ何度も聞く
③今何が起こっていて、何が問題なのか正確につかむ
④重要度の高い順に行動する
⑤リーダーなのだから、部下の仕事の方向や目標を設定する権限がある
⑥部下の評価と異動を決定する権限がある
⑦細かな流れは部下に聞くとして、大きな流れはあなたが判断し指示をする
⑧その決断の一つひとつを、自信を持って実行していく
ことだそうです
※週刊東洋経済 2010.9.25 佐々木常夫の「仕事術」相談 より
さてさて、みなさんはこの回答で納得が行きましたか?
①大きな会社で
②人材に余裕があって
③業績がそれなりで
④営業ノルマが緩くて
などという会社なら、この相談・回答の感じかもしれません
ところが、実態は、こんな感じではないでしょうか?
1.企業の状況について
①業況は今一つ
②ノルマは厳しい
③仕事のやり方が旧態依然
④ルールは厳しい (ルール無視の部分も多くジレンマに感じる)
2.商売について
①お取引先も業況が悪く、強く売り込めない
②ライバル企業も多い
③自社に有力な商品がない
④浪花節的な部分や属人的な部分が多く改善したくなるようなことが多い
3.部下の方の状況について
①人材が不揃い (どこまで任せていいのか不安)
②年長や同期の部下がいて、遠慮せざるを得ない部分もある
③若手が育っていない
④仕組みができておらず、仕事の様子がよくわからない
⑤人材が足りない
⑥「辞めたい」などという部下もいる
4.あなた自身について
①抜擢されたというエリート意識もある
ⅰ早く結果を出して、上から評価されたい
ⅱ部下にはなめられたくない
ⅲお取引先からも信頼されたい(卑屈になりたくない)
②足下の仕事のことがよくわからない
③課長の how to や 理想 と 現実 にギャップが多いと感じている
④部下への接し方がわからない
⑤上司への接し方がわからない(泣き言は言いたくない)
⑥コンプライアンスとかルールに戸惑っている
⑦前任者と比べられると気が重い
⑧家庭も顧みたい
⑨眠い
⑩時間が足りない (食事をする時間や勉強する時間も取れない)
等々、課題というかジレンマも多いのではないでしょうか
そんな風に考えたら、上記の回答ですっきりしますか?
仕事をすることや仕事の課題を解決するのには、近道はなかなかないものです
「課長」と呼ばれていても
①会社によって職制が違う
②管理職なのか非管理職なのかによっても立場が違う (小生の会社では「課長」は非管理職です)
③上司との距離感も違う
という大前提の違いもあります
もし、あなたが「悩める課長」とか「戸惑う課長」なら
①悩んだこと
②戸惑ったこと
を書き抜いてみてください
・箇条書きで可
・アバウトに日付とかどんな時に起きたかを書きとめること
・意外と能率手帳に書くのがよい
そのうち、時間の経過ともに解決策や答えが出てきます
日を改めて対応策を詳述したいと思いますが
基本的な対応策は
1.腹案を持ちながら、部下に意見を求めること
2.腹案を持ちながら、上司に報告や相談や確認を行うこと
3.細かな仕事に理解を示すこと
①細かなことを部下に任すのは得策ではない!
②すべての仕事を自分でやるわけにはいかない!
③自分の不得手な部分には、謙虚な気持ち・態度で教えを乞うこと
ex.「お茶は誰がどのように入れてくれるのか」と暇な時に聞いてみること
4.急に独断で仕事のやり方を変えないこと
5.「ノミニケーション」を自ら性急に言い出さないこと
6.「日報」をよく見ること
7.毎日、すべての部下と会話すること
8.朝礼(ショートミーティング)をすること
9.お金やルールにルーズにならないこと
10.部下の長所・短所を理解すること(ただし固定観念を持たないこと)
11.権限を意識しないこと
12.責任があると言うことを知っておくこと
13.人事考課や異動を優先しないこと(あなたの意見は尊重されない)
14.寝ること(睡眠不足にならないこと)
15.自分だけのストレス解消法を見つけること
ex.漫画やポルノ小説を読むことで可
なんだか細かくなってきました
ただ、大局観だけではあなたの悩みは解決しないのではないでしょうか・・・・・
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