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ある上級公務員の長期出張について (光の当て方に違和感が) [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

ある高級公務員の処遇が一部のマスコミで採り上げられています

彼は有能な公務員さんで、エリートであったにもかかわらず、長期にわたり閑職に放置され、ついには2週間にわたる国内長期出張を命ぜられ、そして国会の参考人招致(?)がなされたという話のようです

こんな事態になった遠因は、彼が、公務員の天下り問題の専門家で、ある雑誌に民主党の「天下り政策」を批判したことにあるらしいのです

小生も彼の論文を斜め読みしましたが、その内容もさることながら、マスコミの報道の仕方に問題が大ありです
二つあります

一つは、「天下り」を問題視するばかりで、公務員の人事制度や労働(勤務)実態が報道されていないこと です

①公務員の人事制度はどうなっているのでしょうか?

そこがよくわからず、「天下り」を議論していてもはじまりません

②なぜ、公務員を辞めて政治家に転身する若手官僚が増えて来たのでしょうか?

もし、公務員制度や「働きがい」に問題があるのなら、彼らこそが立法府の中で課題を指摘し、改善していけばいいのではないでしょうか

③どうして「労働三権」が認められていないのでしょうか?

「スト権がないこと」が隠れ蓑になっていませんか!

学校の先生がストばかりやっていたら、さすがに「先生」のことも見えてくるのではないでしょうか
「公務員」という職業やお仕事が見えてこないところに原因があるのです

二つ目は、長期出張の問題です

スケジュールがよくわからないので何とも言えない部分もありますが

この長期出張のどこがおかしいのでしょうか?
こういう出張が行われていなかったことにこそ「公務員のお仕事」の課題が隠されているのです

①上級公務員がこんな出張をするのはおかしいと言う批判について

「上級公務員」だからこそこういう出張をする必要があるのです

・今まで、出先や若手や(下っ端役人)に出張を任せ過ぎていたのではないのですか?
・今までの「上級公務員の出張」は、大名行列とか行幸みたいなものだったのではないですか?

・・・事前準備を地元の担当者にさせ
・・・お伴を引き連れて。。。。。

というのが一般的だったのではないでしょうか
今までのこんなお膳立てのされた出張で、国民生活の実態が見えていたのでしょうか

②上級公務員だからこそこんな出張をすべきなのです

「上級公務員=有能=給料が高い」というのであれば、もっと汗を書いていただいていいのではないでしょうか?
知識・経験・判断力豊かな公務員さんが、全国津々浦々を「ガチ」で見て回れば、
・中小企業問題
・農業問題
・社会福祉問題
・地域格差の問題
等々、もっともっと鋭いものの見方ができ、有意義な政策が展開されたのではないでしょうか!


天下りの部分にだけ光が当たりすぎです
①公務員はどんなお仕事をなさっているのか
②公務員はどんなお仕事をしなければいけないのか
③公務員はどんな処遇なのか

ここを明確にしないと「天下り問題」の解決はないような気がします


小生の知る「ある公務員」の話をしておきましょう

彼は本当に、優秀・有能な公務員です
彼が若い頃の話です
判で押したように、アメリカの有名な大学に留学しました(もちろん国費で)
MBOの資格を取得して、帰国して待っていた仕事は、厚生省での「特殊浴場」の許認可の仕事です
その後、彼は、国民生活・日本経済に大きく影響する仕事を任せれています


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