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「もったいない」と「みっともない」と「島崎藤村」と。。。。企業の現場で [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

昨日(10年12月9日)の日経新聞夕刊1面のコラム「あすへの話題」がちょっと気になってしまいました

書き手は、東洋英和女学院大学学長の村上陽一郎氏です

村上学長のことは、このコラム以外には存知上げませんが、

A:大学の学長と言う教育者のお立場
B:日本経済新聞という新聞のコラムニストと言うお立場

に、思いを馳せながら、そして、企業経営の風景(現場の実情)と言う目で考えてしまいました

「こんな記事に目くじら立てるなよ!みっともないよ!」と言う皆さんの声が聞こえてきそうな、狭量な分析(?)をしてみましょう


村上学長のお話はこんな感じでしょうか。。。。

1.「もったいない」と言う日本語は、ケニアの環境論者マータイさんが、世界語に広げようとして、有名になった

2.「みっともない」は、今はあまり評判がよくない 「みっともない」も死語になりつつあるように思われる

3.確かに、例えば島崎藤村の作品で描かれる人々(おそらく彼自身もそうだったのだろうが)は、他人の思惑をすべての規範として生きているかに見える そこから脱却することが、私たちの使命だったのかもしれない

4.「みっともない」は「見たくもない」の音便「みとうもない」が、さらに促音化されたと言われる だとすれば、他人の思惑ではない、自分自身が、今の自分が果たして「見たくある」存在かどうかを判断する、と考えてもよいのではないか

5.今の社会に、みっともない、はやはり必要な言葉と信じる

コラムの中の文章を羅列してみましたが、なんだかよくわかりません



浅学な小生なりにコメントさせてください

1.「もったいない」について

①「世界的に有名になった」ことに、どういう意味があるのか不分明です

②企業の現場では、いささか中途半端に使われてしまう言葉です

・経費節減論者の人には金科玉条となっています
・何でもかんでも「もったいない」が蔓延してしまうと、製品の品質等に異常を来たし、コスト高になってしまうものがあります

(たとえば)
・プリンターの安物インキを使ったプリントの刷り直し(結局、コスト高になってしまいます)
・用紙の裏表を使った両面プリントの汚れ(プリンターのローラーの汚れが印刷面を汚してしまい刷り直しになります)
・注射針の使い回し(医療被害の原因となってしまいました)
・化学溶剤はケチな使い方をすると品質が劣化してしまうようです

③企業経営の現場では、「生き金」と「死に金」との区別がつく企業は、、、業績がいいようです

2.「みっともない」について

①企業経営者の中には、言葉で口に出さないまでも、「みっともない」と言う言葉は生きています
・・・・・いわゆる「恥ずかしい」と言う言葉です

(たとえば)
・不祥事等でマスコミ沙汰になる
・品質不良でお取引先に迷惑をかけるとか
・お客さんに叱られるとか

②そんな時は、ことの重大さよりも「みっともない」と思う人がいらっしゃるのも実情です

「みっともない」思いをしないために、「人、もの、かね」を強化していくのがいい企業なのかもしれません

3.島崎藤村の話について

小生は、島崎藤村についても詳しくはないのですが
あの書きっぷりは、ひょっとしたら、、、誤解を生むかもしれません

あのコラムで、あんな書き方をされると、、なんだか危うい感じさえしてしまいます


・・・・教育者の方が書かれた文章だとすれば、舌足らずで、不適切な文章かもしれません


このコラムの筆者の村上氏は、大学の学長さんです
教育者でもあります
言葉を弄ぶのではなく、その言葉が使われている現場を論じてほしいものです


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