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宮崎県:東国原知事・・・・・(日経新聞を読んで) [鈍感日本人への警鐘]

一昨日(10年12月27日)の日経新聞が痛快だったことの2番目の事柄を紹介しましょう

それは、宮崎県の東国原知事についてのコラムです
小生は、東国原氏については、生理的に嫌いなのでバイアスがかってしまうのですが、日経新聞が書いてくれたことで、少し溜飲が下がりました

「時流 地流」という署名入りのコラムでの主張です

少しご紹介しましょう

1.東国原知事は、(略)「宮崎をどげんかせんといかん」と旋風を起こして当選し、元タレントの発信力で県の知名度を高めた

2.26日投開票の同県知事選で、当時のような風は吹かなかった。(略)口蹄疫問題の傷痕が残る県内に虚脱感が漂った

3.19日の都内での講演で、「国と地方の関係を抜本的に変えなければならない」と国政転身や東京都知事選出馬に改めて意欲を示した。しかし今回の退任を肯定的に見る向きは必ずしも多くない。

4.東国原知事は過去に2度フライングしている。陸上競技なら「失格」だ。
最初は2008年に地元選出の衆院議員が不出馬表明した際、後継に浮上。
次は昨年の総選挙で自民党から出馬を打診され、「自分を総裁候補にするなら」と発言して批判を浴びた。

5.地方分権を訴えながら、地方政治を軽視するような言動を重ねた東国原知事の功罪は相半ばする。
「県知事としての限界を感じた」との発言は、そのまま自身の限界を露呈している。

と言うのがコラムの主張です


品がないかもしれませんが、小生なりに、コメントさせてください

1.彼は、マスコミにとって都合のいい知事であるにすぎない

2.仕事の関係から、それなりに、各地方の知事様を見聞きした経験で申し上げると、マスコミにタレント的に人気のある方ほど実績は乏しい

3.マスコミ的には、「地方分権」の旗手的なコメンテーターとして登場される機会が多いのですが、彼のどこが地方分権の旗手なのでしょうか

4.宮崎の情報発信を行ったのは、知事ではなく、タレント東国原である
たぶん、
①ブームとして「宮崎」があった
②「宮崎」という県名が有名になったのであり、「宮崎県民」「宮崎県」が有名になったわけではない

などと思ってしまいます



近年のマスコミのイージーさには閉口してしまいますが、お願いがあります

1.マスコミのみなさんは「宮崎 NOW」を伝えていただきたい

2.知事という肩書でバラエティ番組に出演させていただきたくない

3.「地方分権」の旗手としては、もっと別の適任者のコメントを聞かせていただきたい


余計な御世話だとお思いの皆さんもいらっしゃる中、小生なりに「東国原批判」を書き込んでみます

1.都民の小生としては、彼のようなタイプに都知事になっていただきたくない
(理由)
①いま東京に必要なのは、常識のわかる行政官であり、売り込み屋ではない
②東京都知事と言う肩書をタレント的に使われたくない

2.マスコミのイージーなスタンスで世論を操作されたくない

3.こういうムードが続くと、企業経営者の中にも伝染してしまう

4.腰を据えた政治家に登場していただきたい

そんな風に思います


※友人の弁護士、霞が関官僚OB、そして小生 の会話を添えておきましょう

(弁護士) 「今こそ、地方分権が必要」

(小生) 「地方分権の議論は危うい 地方議員あるいは地方公務員に分権を担える人材は少なく 我田引水的なお金の使い方になるだけ」

(霞が関OB) 「残念ながら地方の人材や組織には課題が残る のは事実で時期尚早」


※そういえばこんな記事を書いていました
「宮崎ブランドと宣伝マン:東国原知事 (一過的にならなければいいですが。。。。)」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2010-10-06

「口蹄疫問題は、リスク管理の教科書」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2010-05-19




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