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社内販促へ協力する意味。。。。 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

お取引先から、取扱商品の販売協力を求められることってよくありますね。

銀行員なら、自動車、電気製品、携帯電話、スーツ、食料品等々です。
まぁ、サラリーマンならよくあることです。
食料品程度なら負担感がないと言えばいいでしょうか。。。。。


食料品を取り扱うある有名企業の話をしましょう。
TVでもおなじみの企業です。

年2回ほど頼まれてしまいます。
でも、毎度のことですが、

①ネットで買うよりも、お店で買うよりも高い!
・直接お店で買うよりもずいぶん高いのですから、うちに持って帰ると家族からはバカにされてしまいます。

②誤配が目立つ
・同じところに二重に届く。
・数が足りない(数量の間違い)。
・いつまでたっても届かない。

と言うのが特徴です。
不要不急の品物ですが、まるっきり要らないものでもありません。
それほど高額のものでもないのでお付き合いしています。。。。。

みんなで手分けして、相応の数を頼むのですが、
①一度もお礼を言われたことがない。
②一度もお詫びを言われたこともない。
③「他社はもっと多い」とか皮肉まで言われてしまいます。


こういった販促と言うのはなぜあるのでしょうか?

1.在庫の処分。

2.取扱商品の認知度を上げる。

3.社員のモラール向上(一種のキャンペーン・お祭)。

4.モニタリング効果。

などが理由でしょうか。。。。。。

出入り業者や銀行などのお取引先にとってみたら、一種の「踏み絵」のようなものです。

先方に気を使ってか、この会社に、誰も、このデリバリーの不手際を忠告する人もいないようです。
不幸の始まりです。

もし、この企業が先々業況不振に陥ることがあったとしたら、ひょっとしたら、こういう情報が幹部に届かないという不幸が原因かもしれません。


ずいぶん昔のことですが、ある繊維問屋から、女性用の靴下の販売を頼まれたことがあります。
何でも、「急激な円高で輸出ができなくなり在庫になってしまったので、お取引銀行に頼んで在庫を処理したい」と言うことらしかったのです。

当時は、駆け出しの担当者でしたから、有無を言わず対応しなければいけませんでした。
でも、どう見ても日本人好みのデザインでもないようです。
おまけに、色づかいもとんでもなく、突拍子もないものでした。

腹を決めて、ご担当の部長さんに申し上げました。
「引き受けるのは吝かではありません。
でも、一度ご自宅にお持ち帰りになり、奥様に差し上げてください。
そのうえで、お引き受けしましょう」 と。。。。。

翌日、電話で呼び出されました。
「二束三文で売ってください!」と、

この会社は、船場の問屋が、店じまいしていく中にあっても、今なお健在です。







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