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エコノミスト氏の家計簿を見せてください (日経:大機小機氏の生活ぶりはいかが?) [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

昨日(11年1月25日)の日経新聞:大機小機は「金利上昇の禍機は好機」という難しい表題のご意見でした

禍機とは、「災難が生じるきっかけ」という意味らしいようです

難しい表題同様、内容も、新聞のコラムにしてはたいへん難しいものです
マーケット面のコラムに一喜一憂するのも大人げない気がしますが、どうもよくわかりません

マイルドな金利上昇が、政府(国家財政)や銀行や家計などの運用者に有利に働くと言う議論のほどはよくわかりませんが、

金利上昇のメリットが、
①家計所得が増えて個人消費が拡大する
②個人消費が増えれば、内需型中小・零細企業も売上高の押し上げ効果で金融費用の増加を吸収できる
という、ありがたい御託宣です

金利が緩やかに上昇することで、日本経済の回転が、はたしてそんなにうまく順方向にいくのでしょうか

たとえば
①金利が上がることで、利息収入が増える人はどういう人なのでしょうか
②利息収入が増えた人たちが、消費をリードしてくれるのでしょうか
③消費が上向きになれば、内需型中小・零細企業はどういう風に恩恵を被るのでしょうか?
④そもそも内需型中小・零細企業と言うのはどういう企業なのでしょうか?

多くのサラリーマンに問えば、
①金利が上がれば企業の業績がよくなる
②企業の業績が改善すれば給料が増え、採用も増える
などと考えている人は少ないのではないかと思います

もしそう考えている人がいたとしても、

①そういう金利上昇による美味しい話が持続しない

②少々の金利上昇程度では、我が国が抱える少子高齢化問題は解決しない

③金利上昇などと言う他律要因だけでは企業の経営構造はよくならない

④それどころか、借金過多の零細企業は、金利負担さえできなくなってしまう


企業の経営構造を変えるには、いつの時代も
A:低コスト・高販売価格という質による利益の確保
B:薄利多売という量による利益の確保

こそが基本的なセオリーのはずです


そこを語っていただきたいのです
ところで、失礼ながら大機小機氏の家計簿はどういう構造になっていきますか?

受取利息の増加が寄与するほど貯蓄が多いのであればうらやましい限りです
利息収入が増えたら、どんなこと・どんなものにお金を使われますか?


経済や景気や社会(保障)制度を語る方たちのご意見には
・難解な用語
・安易な国際比較
を駆使されてすぎているような気がします

そして、
ミクロ(生活の現場)の実情がイメージできない

という共通点があります



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