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ホールインワンと医療保険(ガン保険) (医療保険に入る時の留意事項) [保険の話]

世の中にはいろいろな保険があるようです

たとえばゴルファー保険と言うのがあります
ゴルフをやっていて不幸にもホールインワンをした時の謝礼、記念品代、パーティ費用、コンペ費用等々の損害に対して補償がなされるものなのです

ホールインワンはそうそう簡単にできるものでもなく、ゴルフ人なら「一度はやってみたい」おめでたい出来事ですが、保険の世界では「事故」と呼ぶようです

このゴルファー保険は、
①ホールインワン(アルバトロス)をやってしまったときの補償
②ゴルフのプレー中、ケガや死亡事故が起きた時の賠償や補償
③ゴルフクラブなどの道具の破損等の用品事故の補償
などの場合に支払われるようです

他にも、
自動車を買ったら、「自動車保険
家を持ったら「火災保険
部屋を借りたら「家財保険

と言うように、「まさかのための備え」のために保険に入ったり、保険を考えたりすることが多いようです


こう言った損害や賠償が目でわかる保険と言うのは、実損が想定しやすいので比較的わかりやすいものです


生命保険はどうでしょう
「もし死んだらいくらかの保険金がもらえる」という性格の保険です
人の命の値段を軽々論じることはできませんが
「もし私が死んだら、
①遺した家族が経済的に苦労をしないように。。。。
②お葬式代にお金の心配をしないように。。。。。」
などと言ったアプローチで考えることもできます

たぶん、「経済的に心配をしなければいけないご家族」がいらっしゃらない方々は、そんなに多額の生命保険にお入りになる必要はないかと思います
せいぜいお葬式費用と残務整理費用を想定しておけばいいかもしれません


ところで、最近の新聞やTVを見ていると、「医療保険」や「ガン保険」のCMがいやがおうでも目立ってしまいます
小生のように病気を経験した者から見れば
①そのありがたさ
②今まで払った保険料の元を取った
と言うわかりやすさはありますが

①健康な方
②若い方
には、不安は煽られるものの現実味がないのが実情ではないでしょうか

それどころか、最近のガン保険や医療保険の販売スタンスにはやや危うさを感じないわけでもありません

何かと言うと
「保険屋風情」の人たちが、病気や病名や症状や治療方法を語り始めたことです
こんな症状や治療が必要だからいくらの保険が必要的なトークが増えてしまったことです
こういう保険の販売方法は危険です

なぜかと言うと
①病気や症状や治療方法は、人により違う…一般化しにくい
②健康な人の不安を煽りすぎるため、あたかも「保険料のために働く」かのような状況が起きてしまっている
と言うようなことが挙げられます

確かに、以前に比べ、治療方法も高度化・多様化した結果、病気を治す費用は多額化しています
特に「抗がん剤」等々の薬代は高額化が著しいようです

しかしながら
①保険を売っている人は、病気の治療については素人です
②病気にはならないに越したことはありません
③病気になった時の費用は、ライフプラン・ライフリスクの一部です
この点を意識して保険をご検討なさるとわかりやすいものです

生命保険に入ろうとするとき、死に方をご説明される保険屋さんは少ないと思います

医療保険やガン保険を売る方々は、あまりにも病気を語り過ぎるようです

こういうセールスは
自動車を買う時、安全性能には見向きもしないで、燃費だけで車を買ってしまい、事故が起きたら保険でカバーしたらいいと考えるようなものです
保険に入っているからいいのではなく、事故を起こさない・事故が起きないことが重要なのは言うまでもありません


されど保険はまさかの時の備えです
まさかの時を想定しながらライフプラン(人生設計)をイメージし(ぼんやりでいいのです)、その経済面の方策や手段の一つが保険なのだ と考えると、保険を考える時に凄く楽になります


小生の場合は、銀行の先輩に、半ば強制的に、ガン保険に入らされました
若い時のことですから、安い保険料です

その結果、ガンになった時
①お金の心配をしなくて済んだ
②お金の心配をしないことで、治療に専念できている(気が楽になった)
③保険の余剰で、新しい車に買い替えた
などと言う効果はありました

ひょっとしたら
①病気の時の費用を心配する前に働かなくちゃぁ!
②定規で線を引かれたような人生なんて希望しない!
という方々も多いかもしれません

ぼんやりでもいいです
・ライフプランを思いやることも必要です
・まさかの時の備えも必要です

そんな風に考えると、気持ちよく保険を考えることができるかもしれません
保険料の1円2円を考える前に、若い時に、人生の経済的な備えをなさることをお薦めします


そして、既にガン保険や医療保険に入っていらっしゃる方々には
①今どんな保険に入っているのか
②その保険でまさかの時のための備えは十分か
と言う検証を時々なさることをお勧めします




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