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主婦の年金問題等にみる公務員のお仕事 [鈍感日本人への警鐘]

サラリーマンの妻の年金未納問題が国会や政治マスコミを賑わしています

こういう公務員のお仕事に起因する政治問題が起きるたびにサラリーマンとしての公務員のお仕事について考えさせられてしまいます

今朝(11年3月9日)のラジオのニュースによれば
①担当課長は更迭
②上司の局長も処分
③担当大臣は、大臣報酬を返上
等の対応を行うとのことです

そもそもそれなりのサラリーマンのお仕事のキーワードには
組織で仕事をする」と言うのがあります

「組織で仕事をする」と言うのは、一つ一つの決裁事項に決裁権限が決まっています
たとえば、一部の例外があるものの、銀行では、「一人で決裁できることなどは何もない!」
と思います

必ず、権限規定に照らし、「だれの決裁権限なのか」を意識しながら担当が、いわゆる「稟議書(りんぎしょ)」や「伝票(でんぴょう)」をあげてきます
したがって、「独断」が許されない仕組みになっています

もしチョンボや不正があった場合は、その権限に基づいて内部処分がなされていきます
「ハンコ主義」とかと言われますが、だれがハンコを押したかにより責任が問われてきます

したがって、今回の「課長通達」事件と言うのは、それなりに考えて行われたものと考えられます
今回の主婦の年金問題は、きわめて政治色の色彩の強い事案のようですが、こういう「仕事の仕方」に照らせばどういう風に理解したらいいものでしょうか・・・・・・

小沢さんも鳩山さんも菅さんも、民主党に政権交代した時には「政治主導」と言うのを声高におっしゃっていました

ひょっとしたら「政治主導」の勘違いのなせる技かもしれませんが
それにしても公務員のお仕事の仕方は不可解です

厚生労働大臣の「引継書」にも主婦の年金問題は書いてなかった
とありますが、
①「引継書」は事務局で作るものです
②「引継書」は多くの場合マニュアル(または伝統的な部分)があってそれに従ってつくられます

今回の場合はどうだったのでしょうか
①前の長妻大臣からか書かなくていいとの指示でもあったのでしょうか?
②そもそも、あの膨大な「引継書」を隅から隅まで読んで、理解できる大臣はいらっしゃるのでしょうか?
③後任の大臣は、副大臣からの昇格ですが、なおさら知りやすいまたは理解しやすい立場にはおありだったのではないでしょうか

民主党が「政治主導」を言いすぎるために、隘路にはまってしまった
公務員の仕事ぶりが見えてこない
公務員が手もだせないような政治・行政体制になっているのか
などと素朴に疑問がわいてきます


そういえば、郵政不正事件で無罪になった村木元局長(当時は課長)の「公務員としての責任」(自らの印鑑を使用された管理責任、部下が無断で印鑑を使用した監督責任など)はどうなったのでしょうか?
この印鑑の管理がきちんとしてあれば、あの不正事件はもっと別の展開になったと思います

膨大な利益は、どこに消えたのでしょうか?
もはや誰も問題にしなくなってしまいました

①小生が知る限りでは、数多の政治家が公務員のお仕事に口を出してくるのが事実です
②議員の皆さんも、「何かあったら言ってくださいね」と言いまくっています
③選挙民のみなさんも「政治家に頼む」と言うことをよくおっしゃいます


ちなみに、サラリーマンを辞めると、「年金の手続き」は自分の手でやってくださいと説明を受けるものです

「政治主導」などとバカな題目を唱えている民主党政治にも違和感があります
組織としての公務員を上手に使う(機能させる)ことも政治家の大切な仕事です

公務員制度を論じる前に「公務員のお仕事」を見直した方がいいのではないでしょうか!

今回の民主党政権であらためてクローズアップされたのは
「与野党ともに政治家の出来が悪い!」
と言うことです

内閣総辞職などと言わずに、衆議院の解散をやってください
地方首長・議会議員の選挙に当たっては、
きちんとした人を選んでください

ゆめゆめ
①タレント業や副業に力を入れるような方を選らばないでください
②裏街道が得意で主張の良くわからない選挙屋を選ばないでください
③日本の国益に照らした判断のできる方を選んでください
④部下である公務員を使いこなすことができる方を選んでください
⑤あまり重箱の隅の評価に惑わされないでください


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