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「公務員のお仕事」・・・悪いのは菅さんだけか!   (霞が関のお役人は何をしているのか) [無駄の効用かやっぱり無駄か]

一昨日(2011年4月17日(日))の読売新聞にさらりと書いてあることがあります。

「鳥取県知事を務めた片山総務相は震災直後から、市町村の行政機能の回復に向けた対策を指示したが、総務官僚の反応は鈍かった。片山氏の命令で総務省の職員2人が岩手県庁に派遣されたのは3月17日のこと。「菅政権が官僚をうまく使いこなせないことが、対応の遅れにつながった」(省庁幹部)との批判も強い。」

と。。。。。。


この記事をどう読めばいいのでしょうか?

①片山総理大臣は震災直後に総務官僚に指示をした。
②総務官僚は動かなかった(動きが鈍かった)。
③省庁の幹部氏は「菅政権が官僚をうまく使いこなせない」と批判。


霞が関のお役人様に「ふざけるな!」と申し上げたい。


今回の東日本大震災で、マスコミを通じて動きが見えるお役人さんは、保安院の西山審議官だけのような気がします。

各省庁の次官や局長や課長様は一体どんなお仕事をなさっていらっしゃるのでしょうか・・・・・・・!?


経済産業省の外局である原子力安全・保安院には、「原子力安全・保安院長」と言うトップの方がいらっしゃいます。
同じ経済産業省の中には「資源エネルギー庁」と言う外局があります。
たとえば、

原子力政策課では、

1.エネルギーに関する原子力政策。
2.エネルギーとしての利用に関する原子力の技術開発。(原子力立地・核燃料サイクル産業課の所掌に属するものを除く。)
3.日本原子力研究開発機構の組織及び運営一般。

と言うお仕事をなさっているようです。

原子力立地・核燃料サイクル産業課では、

1.核原料物質及び核燃料物質の安定的かつ効率的な供給の確保に関すること。
2.第109条第7号及び第8号に掲げる事務であって、核原料物質及び核燃料物質に関するものに関すること。
3.エネルギーとしての利用に関する核原料物質及び核燃料物質並びに放射性廃棄物に係る技術開発。
4.経済産業省の所掌に係る廃棄の事業の発達、改善及び調整に関すること。
5.原子力発電施設の建設の推進に関すること。

と言うお仕事をなさっているようです。

おそらく、この組織は、今回の福島原発の対応には無関係のところなのでしょう。


かつて、「科学技術庁」と言うのがありました。

中央省庁再編のため、2001年1月より文部科学省に取り込まれてしまったようです。
ここには、原子力局とか原子力安全局と言うのがあったらいしいのです。

今回の大震災の対応の報じられ方を見ていると、「悪いのはすべて管総理のリーダーシップがない」ことに起因するようなことになっています。

「行政の組織」を軽視したのは、2009年8月の衆議院選挙に勝った民主党:小沢幹事長と鳩山首相に代表される「民主党」がわけのわからない「政治主導」を推進してきたことにあります。

しかしながら、この読売新聞の記事を見る限り、公務員(特に中央省庁のエリート役人)の皆さんも「お役所仕事」から抜け出せていないと言えるのではないでしょうか!

民主党だけが悪いわけではなさそうです。
この何年か(少なくとも10年以上)、いろんなことが見過ごされ、手抜きされてきているような気がしませんか!


福島原発のことが報じられる都度、コメンテーターとして登場なさる方の多くは、お役人OBの方あるいは原子力安全委員会の元委員の方が多いような気がします。
確かに知識レベルでは彼らの右に出る方々は少ないのかもしれません。
ただ、あの方々が現役の時に、もう少し細心のご配慮をなさっていたら、今のような事態は、被害や混乱が緩和できたかもしれません


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