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世田谷の学校給食問題と原発のストレステスト (ノーモアフクシマ) [鈍感日本人への警鐘]

原発再開について、なんだか大騒ぎになっているようです。

少し考えてみましょう。

マスコミの報道ぶりをみると、「原発の問題」となると「政治が悪い」「菅総理が悪い」という結論になって、本質(あるべき姿)が見えてこなくなってしまいます。


こんなたとえ話はどうでしょうか。。。。?

先日、飛行機が墜落しました。
この飛行機は、核燃料で飛ぶ飛行機でした。
地方と都会とを結ぶ交通の要です。
誰もが、この飛行機の課題を忘れていました。
毎日飛んでいることが当たり前でした。


かつては船で行き来していたのですが、
今は、時間短縮メリットや空港整備も進んだことから、この核燃料で飛ぶ飛行機にシフトしつつあるところでした。


墜落の原因は
①機体の老朽化
②想定を超えた飛行中の暴風雨
らしいのです。

飛行機は地方都市近郊に墜落してしまいました。
墜落現場周辺では、流出した核燃料で避難生活が続いています。


そんな中、事故から数カ月が経ちました。
日本にあるこの手の飛行機の再点検をしたところ「安全が確認された」とのことのようです。
さっそく、全国各地で、この飛行機による航路の再開が始まろうとしていました。


九州のある離島の空港での出来事です。
東京行きの同型機が、離陸許可を待っていました。

ところが、この段階になって、急に、政府が「もう一度徹底的な検査をしよう!」と飛行停止命令を出してきたのです。


さて、みなさんがこの飛行機の乗客であったのならどうなさいますか?


もう、搭乗もしているし、東京に行く気分になっているんだから、今さら何だよ。
今行かないと、東京の病院での手術に間に合わないよ!
昨日は「安全だ!」と言ったじゃないかよ!

などと怒り出す人もいるのでしょうか?


小生なら、「やっぱりそうか。。。。もう一度よく調べてからでもいいよなぁ!」と思うはずです。
こんな時、「政府がはっきりしないのが悪い!」などと怒り出しても詮ないことかもしれません。


少し原発の問題に戻しましょう。

2011年7月6日のことです。
少なくとも夕方のTVでは、放映されていました。(新聞には載っていなかったのですが。。。)
[本]
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、東京でも小学生の保護者などから学校給食の安全性についての問い合わせや要望が相次いでいます。こうしたなか世田谷区の保護者らが、給食の安全性確保を求める要望書と署名を区長に提出しました。(NHKNEWSweb)


要望の趣旨は
①放射線の検査体制を確立すること
②区の判断で産地を限定して仕入れること
などを求めるもののようです。

福島からかなり離れた東京のお母さんたちが、わが子の安全について世田谷区長に要望書を提出したのです。

近くに「原発」もないのに、少し神経質かもしれません。
でも、東京に住んでいて、福島の報道ぶりを見るとこんな風に思ってしまうのです。

原子力発電所の近くにお住まいの皆さんが、「お国のため」という理由で、こんなに早く結論をお出しになることが不思議でした。
なぜそんなに急ぐのですか!?とも思いました。


マスコミなどは、
①迷走(ぶれている)
②なぜ今
③菅総理が悪い
ということのようです。

しかしながら、こんな大問題です。
変に突っ走られるよりも、「もう一度よく考えてみようよ」と時の首相が言っている。
と考えるべきではないのでしょうか!?







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