SSブログ

生命保険には医療特約を付けないほうがいい! [保険の話]

昨日(2011年11月8日)の日経新聞夕刊に「生命保険の見直しのコツ」というシーリズの第二回目が載っていました。

「保険料軽減 4つの方策」として

1.保障額の減額
2.特約の解約
3.払済保険に変更
4.保険料の安い他社への乗り換え

ということでした。
詳細は、ご契約の保険会社に直接お聞きになったらよろしいかと思いますが、

最近の小生は
1.病気になって給付を受けたこと
2.仕事柄、かなりたくさん口数の保険に入っていて、そろそろ資金繰り的にもきつくなってきていること
3.最近、保険にそれなに詳しくなったこと
などから、小生なりの保険の話をしてみましょう。

今新規に保険を考えている人、見直しを考えている人のご参考になれば幸いです。

CIMG0254-01②.JPG

(失敗からの教訓)
1.生命保険に医療の特約を付けるな!
<理由>
①生命保険を解約したら、医療特約がなくなってしまう。
・・・・生命保険は子育てが終わったら不要、医療保険は子育てが終わったころから必要となる。
②生命保険の特約は、キャッチアップが遅い。
・・・・医療制度、医療技術の変化のスピードが速まっています。生命保険の特約では機動的に対応できないことが多い。
③生命保険会社の方は(特におばちゃんやおねぇーさんは)売るだけの人が多く、内容に詳しくない。

2.払い方は月払にしよう
<理由>
①.割引きがあるからと言って「年払い」を選ぶと、資金繰りがきつくなる。
・・・・月払いだから高いのではなく、年払いは割引があるのです。ですが、割引に目を奪われると、一時の保険料の高さ(多さ)に驚かされるものです。
②サラリーマンをリタイアされた先輩の多くは年金生活になった時このことに気づかれるらしい。

3.時々は、保険屋さんに、その内容を聞いてみること
<理由>
①放置しておくと、時代遅れの保険になっていることがある。
②保険屋さんのレベルがわかります
・保険のおばちゃんは、自分の都合でしかメンテしない。
・現在入っている保険のことはコメントせず、新しい保険に入れたがる。
③意味のない(あまり有用でない)特約が付いていることがわかります。


4.生命保険は、子育てが終わったら不要
<理由>
①「保険金(保険給付金)を受け取るのはだれか」と考えてみると保険のことはよくわかります。
~生命保険は、もしもの時の「養育費」と「相続税支払い」のためと考えるとわかりやすい。
 医療保険を受け取るのはご自身です。

②自分のライフステージの位置を確認すること。
同じことを別の言葉でいうようなものですが、
・資金繰りに余裕がある時期に保険に入ると、資金繰りに余裕がなくなった時大変です。
・お子さんが高校・大学に行くようなステージには、実は保険も必要なのです。
・子育てが終わると、医療保険がいい仕事をしてくれます。

こんな風に考えてから、保険のテクニカルな見直しをしてみましょう。
理念なく保険をつつくと、後で後悔します。


逆に、保険に新しく入るには、
1.学生時代ないしは結婚するまでに医療保険の終身型に入っておきましょう。
<理由>
①保険料がすごく安いです。
②資金繰りが忙しくなるライフステージや保険料が高くなってからでは、なかなか入りにくいものです。
③「生命保険は子育て期間だけ」と割り切ることです。

2.生命保険は、子育てを意識した時に入ることです。
~当然のことながら、子育て期間だけ保険があればいいのです。
①まさかの時のための養育費です。
②万一の時には、奥様には働いてもらいましょう。でも、お子様はそういうわけにはいきません。
③葬式代は、預金で賄ってください。100万円あれば立派なお葬式ができます。

保険屋のおばさんとコンサルタントさんの言葉を鵜呑みにしないのが上手な保険対策です。














nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 2

ゆり

とても参考になりました。
生命保険は、子育てが終わったら不要。
「保険金(保険給付金)を受け取るのはだれか」と考えてみると保険のことはよくわかる。納得です。
生命保険って、家族構成や子供の年齢に大きく関わると思います。
私もブログやっているので今後も参考にさせていただきます。
ありがとうございました(^^)/
by ゆり (2014-02-25 01:31) 

beni_ha

健康は失って初めてそのありがたみがわかり、保険はもらって初めてそのありがたみと悔しさがわかるものだと思います。

生意気ですが、そのことをどのくらいの方がご理解されているのかと思うこともあります。
また、よほどの方でないと「生命保険をもらった」という話も聞きません。(内緒の場合が多いのと、おそらくご高齢の方は高額の保険に入ってらっしゃらないのではと思います)

保険屋さんは「売る」といい、契約者は「入る」といいます。
また「保険が下りた」とか「保険をもらった」とも言います。
保険屋さんと契約者では明らかに考え方のベクトルが違うこともご理解いただけると思います。

生命保険料は、税制的には「保険料控除」というのがあります。その範囲では非課税枠を有意義にお使いになることも得策です。

また、資産が多くて「相続税が大変だ」とか「資産を〇〇さんに分けたい」という場合は保険は有効です。

なお、保険業界の方はあまりお話しされませんが、「保険」は経済学的には「契約的義務的貯蓄」といいます。

べに

by beni_ha (2014-02-25 19:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0