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プロ野球キャンプ:工藤公康投手のキャンプ前の心構え [仕事についてのエトセトラ]

いつかは聞いてみたいと思っていた話が新聞に出ていました。

語り部は、工藤公康氏。
西武、ダイエー、巨人、横浜などで活躍した工藤投手のことです。

昨日(2012年1月31日)の日経新聞朝刊「スポートピア」というコーナーです。

記事を拾ってみましょう。

1.オフにトレーニングも体のケアもせず、翌年は「何とかなるだろう」という安易な気持ちでいた翌年は「体のバランスを崩し、ひじに痛みが出るようになってしまった。

・・・・・日本シリーズでMVPに選ばれ、シーズン最高勝率、最優秀防御率のタイトルを取った1987年(プロ6年目)のことだそうです。


2.自主トレ段階で勝負はついているのかもしれない。

・・・・・体づくりやけが防止のための走りこみなど、自主トレの時でないとできないことはたくさんある。
キャンプのメニューを“こなす”だけになり、もうワンステップレベルを上げることはほとんど無理であろう。


3.いかに計画を立て、逆算して自主トレの時期、メニュー、トレーニングの進め方などを考えたか。このスタートなくしては、悩み苦しむキャンプを過ごすことになる。


4.マウンドに上がったら年齢は関係ない。

・・・・・40代ではほぼオフはないくらい。トレーニング内容は若い時とあまり変えず、時間をかけてこなした。


5.投手というものは、やはりランニングをしていかなくては体がシーズンを通して耐えられなくなり、肩、ひじなどに負担をかける結果になる。


6.昔の選手のように下半身を鍛えることこそが瞬発力や筋肉の耐久力も含めた「体の力」をつけ、けがを防ぐことに通じる。


7.20代、30代、40代と年を取るとは老化することで、筋力がついてくるまでに時間がかかり、体が冷えやすくなってけがもしやすくなる。

・・・・・若い時以上に自分に厳しく、時間をかけて体づくりをしなくてはキャンプを思う通りに進められなくなる。
キャンプ以上に、自主トレには大きな意味が隠されている。


8.しっかりとした計画を立て、自分の長所、短所を自覚し、向上心を持って野球に取り組むこと。

・・・・・1年でも1日でも長く野球選手を続けることが何よりの幸せであることを忘れないでほしい。



これがプロの仕事の仕方なのです。
さぁ、今日からプロ野球キャンプがスタートします。


先人訓に照らしながら、キャンプを見ると楽しいのかもしれません。

そして、自らの立ち位置を比べると、恥ずかしくなってしまいます。







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