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大震災の対応は「自己責任」なのか・・・・ある経営幹部の言葉 [仕事についてのエトセトラ]

もし大震災が起きたら、みなさんはどう対応なさるのでしょうか?
特に、仕事への向き合い方はどうなんでしょうか?

先日わが社でも、経営幹部を交えた「震災対応」の会議がありました。
席上、経営幹部氏は、震災が起きた時の避難は「自己責任ですから」と挨拶


うーむ。違和感がいっぱいです。
それを言うのなら「臨機応変」なのではないのか。。。。。。


仕事柄、私たちの職場では、
①優先的に出社する社員
②自宅待機の社員
等に色分け指名されています。

「自己責任」などというのなら、「優先的に出社する社員」などいなくなるかもしれません。
企業としての社会的責任などよりも、自分や家族の生活を優先するはずです。
その証拠に、東日本大震災が起きたその夜、歩いてでも帰ろうとした人たちがなんと多かったことか!
二次災害に巻き込まれたら、どういうことが起きていたんでしょうか。。。。。


ところで、今回の東北大震災はいろんなことを考えさせてくれました。
特に企業の防災対策の面で。。。。。

①大震災は、仕事中には来ない。
・・・・・防災訓練をしているものの、選ばれた人のみが参加しているし、リアリティがない。
②大震災の時には、自分のまわりには被害者はいない。
・・・・・「安否確認」を行うことになっているが、いわゆる「偉い人」は被害がない。
③大震災の時でも、自社は営業できる。
・・・・・「企業の社会的責任」という美名のもと、「当日でも仕事をするんだ」とでもいうようである。
④万一、仕事中に大震災が起きても全社員が社内にいる。
・・・・・出張・外出中のものの想定が乏しい。また連絡が極めて困難にもかかわらず連絡を求めている。

という前提で作られているようです。

言葉の綾かもしれませんが、「自己責任」などと言ってしまったら、企業の防災対策・防災対応は足元から崩れてしまいます。

こういう人たちには、「沈み行く船の船長」の言動に対して文句を言う資格はありません。


もうすぐ、東日本大震災から1年を迎えます。

悲しみや凄惨・甚大な被害の状況に思いを馳せるとともに、
「その時、現地の方々は、どう行動したのか」「必要なことは何なのか」ということを、伝えてほしいものです。

私事ながら、
①高知の大水害(1998(平成10年)年9月24日)
②福岡西方沖地震(2005年(平成17年)3月20日)
に遭遇しました。

どちらも、死亡者は1名でしたから、大きな震災ではなかったのかもしれません。
しかし、大きな災害でした。

その時の状況を思い起こしても、そんなにうまくワークするものでもありません。




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