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銀行で投資信託は買わないほうがいい [小金をためるコツ]

時が経つにつれてAIJ投資顧問の問題の詳細が明らかになっているようです。

気が付いてみると、「なんであんなところに運用を任せたのか!」と思ってしまいます。
今だからこそ言いますが、
「投資」とか「運用」とかに関わっていらっしゃる方なら、

「投資は元本を保証しない」ということは、十分ご理解だったことと思います。

しかしながら、「どんな時に、元本が保証されないリスクがあるか」ということを具体的に理解されていらっしゃる方は少ないのではないでしょうか。。。。。


元本価格の変動は、
・金利が変動したら(債券価格が変動したら)
・株価が変動したら
・為替が変動したら
というようなことが大きく影響します。

この辺りまでは、かなりの方がご理解されていると思います。

では、
・どういう時にこういう変動が起き
・どうなると(上がるか下がるかですが)、どうなるのか
ということを具体的に、わがこととしてご理解されていますでしょうか。。。。


さてさて、銀行でも、投資信託や保険を販売することが定着してきました。

「保険」に親しみのある方は多いのではないかと思いますが、
「投資信託」となるとやはり「どんなものなのか」ということが実感としてわかないのではないでしょうか。

特に、銀行で説明を聞くと、
「そうはいっても変なことは起きないだろう」という先入観や安心感を持ってしまいます。

その安心感が危ないのです。
価格変動商品のリスクを理解しがたいものにしてしまいます。


銀行は、古くから長年「元本保証」が一般的でした。
ですから、ご来店なさるお客様も、それから行員までもが、「リスクなんてない」かのような錯覚に陥ってしまいます

セールスする行員も頓珍漢な説明振りの方がたくさんいらっしゃいます。

「今は金利が低いので投信はいかがでしょう」

この言葉はリスクへの入り口のトークです。

国債や社債などの債券で見ると、「金利は債券価格との裏腹です」
金利が低い時は、債券相場は高いのです。

金利が低い⇒これから金利が上がる可能性がある

と理解してください。
(ちょうど今のような時期です)

裏を返すと、

債券価格が高い⇒これから債券相場が下がる可能性がある

と言いなおすことができます。


となれば、今のような金利が低く、ひょっとしたらこれから金利が上がるかもしれない時期には、 債券では、「価格が下がり損が出るかもしれない。」ということを教えてくれているのです。


それでも「投資信託を買ってみよう」とおっしゃる方は、
①こまめに基準価格を見ておくこと
②運用収益を毎月分配してくれるタイプならその状況を確認しておくこと

③株式中心の投資信託なら、株価の動向をよく見ておくこと
④債券中心の投資信託なら、金利の動向をよく見ておくこと
⑥為替中心の投資信託なら、為替の動向をよく見ておくこと
は言うまでもないことです。

こういう価格変動のリスクを前提とした商品は、
ひょっとしたら、証券会社のほうがいいかもしれません。
そもそも株式等で「損をするかもしれない」という理解がありますから。。。。


投資信託を買うときには、
•投資信託については、元本の保証はありません。

•投資信託は、その信託財産に組み入れられた株式・債券・リートなどの価格が、金利の変動・為替の変動、その発行者に係る信用状況の変化などで変動し、基準価額(外国籍投資信託の場合は1口あたり純資産価格)が下落することにより、投資元本を割り込むことがあります。

などと書いてはあるのですが。。。。


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