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「デフレ脱却」の向こうにあるもの [少し政治的な話を。。。。]

政治家やエコノミストの方のお話を聞いていると、どうしてもよくわからないことがあります。

その一つが、「デフレ脱却」という言葉です。


よくわからないのですが、「デフレ脱却=物価が上がる=売り上げが増える=収入が増える」ということを意味しているのでしょうか。。。


確かに、先日の「関越道でのバス事故」では皆さんもお気づきのように、

金沢~ディズニーランド間の片道料金は3,500円でした。

ものすごい安さです。

「1席3500円と、金沢―東京間を在来線特急と上越新幹線で乗り継いだ場合の指定席料金1万3010円に比べ格安。27日夕方には満席になっていた。」

と伝えられています。

「格安バスツアー」の人気がなせることなのでしょうが、
乗客のみなさんが、あと1,000円ないしは2,000円多くの料金を払っていたら、運転手さんを2名にできたかもしれません。

これも所得が少ないからでしょうか。。。。

・所得が少ないから安い料金しか払えない。
・安い料金のツアーだから、運転手さんを雇えない
・だから雇用が増えない。
・雇用が増えないから所得が増えない。

こういう理屈でしょうか。。。。。?

物価が上がるってどんなことでしょうか?

たとえば、

1.「消費税」が上がれば、原則的には物価は上がります。

でも、税金が増えるだけで、利益は増えません。
それどころか、「消費税の値上がり分」を転嫁できないと、逆に利益はますます圧迫されてしまいます。


2.石油などの輸入物価が上がれば物価は上がります。

でも、値上げ分は輸入代金で消えてしまい、利益が増えるわけではありません。


3.「円安」になれば、輸入物価は上がります。

日用雑貨や衣料品の多くは輸入製品です。
円安になれば、これらのものは値上がりします。
値上げしても、輸入代金で消えてしまい利益が増えるわけではありません。


4.輸入物価が上がり過ぎれば、国産品への回帰が起きるのでしょうか?

「輸入すれば高いので、国産品を使えばいい」という風にシフトしていけばいいのですが。。。
国際的な分業体制が確立した今、なかなか即効性はないかもしれません。


5.「まけてよ!」と値切るのが世の常です。そんなに値上げなどできないものです。


6.収益が増えても、企業は雇用を増やしません。企業経営は、あくなき合理化努力がテーマなのですから。。。

まして、給料が大幅アップするわけでもありません。
せいぜい、ボーナスが少し増えるくらいです。





さて、デフレ脱却の向こうには何があるのでしょうか。。。。

いつも、上から目線の偉そうな記事を書いていますが、このあたりはさっぱりわからないのです。




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