SSブログ

投資信託を解約しました (今回の円高・株安は国内債券型投資信託の最高の売り局面) [小金をためるコツ]

「投資信託」をご存知の方も少なくないかと思います。
投信(とうしん)」と呼ばれています。

平たく言えば、運用機関が、みなさんのお金を集めてパッケージのようなファンドにして運用してくれる金融商品で、
①株式の運用が中心のもの
②債券の運用が中心のもの
という基本に、
①海外の株式や債券を組み合わせたもの
②為替の変動を利用したもの
③金融派生商品を活用したもの
等々があるようです。

最近では銀行の店頭でも販売していますので、かなり身近な運用商品となりました。
実態は、ファンドを作り、パッケージにしておいてそれを買わせる(買う)と考えておいてください。

この低金利ですから、銀行員さんに勧められると、「いいかも」とついつい購入される方もあるようです。
かくいう私も、知り合いの銀行員に勧められて、こっそり投信を買ってしまいました。

「元本の保証はない!」というのは当然のことながら、知っていました。

よく「『元本保証がない』なんて知らなかった」 とおっしゃる方もいらっしゃいますが、銀行の店頭では必ず説明をしています。

投信を購入なさる方の多くは、
①まさか損することはないだろう
②自己責任だ
と損失の不愉快さを深くは考えないものです(おそらく)。

「なじみの銀行員が熱心に勧めてくれるので。。。。」という耳にやさしい弁解もあります。


私の場合は、今からちょうど2年前に、買ってしまいました。

「ラダー型だから安心です」

この言葉に気を許してしまいました。
国内債券運用の投資信託です。

私としたことが。。。。。
その後、基準価格は下がりっぱなしで、途中経過ベースは大損です。

うかつでした。
①債券は、金利が上がると債券価格(相場)は低下する⇒含み損を抱える
②株式が上がると、金利は上がりやすい⇒債券価格(相場)は下がる
というのが最近の傾向です。

「金利が低いから債券型投信」というのは最も安直な発想です。
今の日本では「金利が低い時は、少し待て!」が正解です。
なぜかというと、ここまで金利が下がると、これ以上の金利低下余地は限られているからです。
少し待てば金利も上昇し、定期預金の金利のほうが利回りが良かったりします。

※バブルがはじけた頃は、「トリプル安」と言われ、「株安、債券安、円安」という局面もありましたが、
最近の日本は、欧米発の相場付のため、
円高⇒株安⇒金利低下(債券相場高) という流れが多くみられるようです。


金利が低い時に買った投信ですから、金利が上昇基調のその後はため息の連続です。
毎日イライラするのも嫌なので、そこそこ相場が戻ったら「損切」しようと決めていたのです。

納得のいく「損切」のために少し調べてみました。
日本の相場は、
①日本の株価が下がると金利が低下する(債券相場が上がる)。
②円高になると日本の株価は下がる。
③アメリカの株価が下がると日本の株価も下がる。
というのが最近の傾向です。

私の投信は、
①金利が下がると(債券相場が上がる)と基準価格が上昇する。
②毎月の収益分配日(再投資日)あたりでは基準価格が下がる。
という傾向があることがわかってきました。


さて、欧州発の金融不安です。
当然のことながら、円高⇒日本の株価低下⇒金利の低下(債券相場の上昇)
という図式のタイミングです。

空き時間を見て、銀行に飛び込みました。
もちろん解約です。

この日は、当初予定よりも基準価格が上昇したようです。(夜にならないと基準価格は確定しません)
てっきり損失のはずが、なんとか投資資金だけは回収しました。
投信購入時に、手数料を払っていましたので、この手数料部分を回収したというのが実情で、運用益は±0でした。

反省を少し。。。。。

1.銀行の信用力に騙されるな!
(銀行で投信を買うと損しないような気がしてしまう)
2.元本保証はない!

3.元本が減るタイミングを理解しておくこと。
4.銀行では電話一本で投信の解約はできない
(印鑑を持って訪問することが必要)

5.解約相場は夜決まる。
(①思った相場で解約できない ②明日はもっと上がると欲をかかない)
6.私は「性格的に相場もの、ギャンブルには向いていない」ことを知れ!

担当の銀行員が小声でいました。
儲かった人はほとんどいないと。。。。。。。


※個人の方の損得の計算方法

投資元本(手数料を含めること)-(再投資後の口数×解約時の基準価格)>0

なら、感情的に許せる利益です(たぶん)。

なお、「投信のことに詳しい銀行員はほとんどいない」ということも覚えておいてください。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0