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保険の見直しのタイミング。。。。。 [保険の話]

最近、会社の先輩からと、後輩からと相次いで、保険の見直しのアドバイスを求められました。


保険の明細を拝見すると、二人に共通なのは

①やはり入り過ぎです
②若い頃、勧められるままに入り、そのまま放置。
③これから収入が減り、支出は相対的に減らない時代に入るというので、保険料の多さが気になっているようです
④年齢的には、これから病気の心配が増えてくるというのに、保険をスリムにするには勇気がいります。
⑤「病気になってもお金はそんなにいらない」という話については疑心暗鬼です。

そんな状況に加えて、最大の戸惑い要因は、「死亡保障」の必要額のようです
何となく「要らないような気がする」ものの死んだらどうしよう。。。。。。ということのようです。


見直しするときのポイントを申し上げましょう。

1.保険に入っていることで、「病気にならない」「死なない」という錯覚に陥らないこと。
2.「保険の受取人はだれか?」ということを明確にすること。
 ・死亡保険は遺族です
 ・医療保険は自分自身です
3.「保険を受け取った人が、経済的に必要であったかどうか」を想像しておくこと。

が大前提で、

①保険料として払える予算はいくらか?

②保険料は将来変化しないか(あがらないか?)

をチェックしておいてください。

どんなにいい保険でも、保険料が払えなければ効果がありません。
費用対効果はライフステージに応じて変わります。


「どんな時に保険が出るのか?」ということを理解して入ったはずなのに、保険に入った後で、保険の内容をチェックする人はあまりにも少ないようです。


各保険会社からは、毎年定期的に「保険の内容のお知らせ」が自宅に届きますが、「見てなかった」とおっしゃる方もすごく多いようです。

最近相談に乗った先輩・後輩の保険の内容の特長として、

①生命保険重視の保険
②死亡保障なのに、病気(疾病)とけが(災害)の二通りの死亡保障になっている。
・・・・・同じ命なのに、死に方によって保険金額が異なっている。

③似た様な入院特約が多すぎて、いったいどんな時にどれだけ給付されるのか不明。
・・・・・色々な入院にそれぞれ個別の保障となっており、無駄と思われる。

たとえば、「がん入院」、「成人病入院」、「女性疾病入院」等々。。。
同じ入院なのに病名ごとに入院の特約がある。
こんな時は、
「死亡は死亡」「入院は入院」と考えるとすっきりします。


では、どんなタイミングで見直しましょうか?

思い立ったら吉日です。すぐ見直しを相談しましょう。
「近いうちに」は、しないということの合言葉です。

保険は、病気だと入りにくいのと、年齢が上がると保険料が高くなります。


誰に相談しましょうか。。。。。

①保険をもらったことのある人。

②給付の取り扱いが多い保険代理店。

この二つが双璧です。
保険をもらったことのある人こそ、保険のありがたみを一番よく知っています。

※業界用語に、「病気になって喜ぶ人はいないが、保険金をもらって喜ばない人はいない」というのがあります。

給付(支払)の現場を知らない保険屋さんの話など信用できません。
コンサルタント然りです。

保険屋さんとコンサルタントの中には「こんな保険があったらいいいな」という新商品を売りつけるのが得意な人が目立ちます。
すでに保険に入っている人が、どう「リバランス」をしていくのかということに詳しい人が少ないのが実情です。

「解約」を勧めれたときは要注意です。次にどうするかが確定してから解約をしないと、思わぬ大失敗が起きてしまいます。

保険は、車や電気製品を買うのとはわけが違います。
・買い替えがしにくい。
・個々人で事情が違う(家族構成、病歴、資産・相続の態様等々は、皆さんすごく違います)。

にもかかわらず、だれにも同じようなセールスが行われています。
保険に入っていない人には有効でも、すでに保険にお入りの方には向かない話も多いものです


「保険に入っているからいい」と考える方も多いようですが、

①今どんな保険に入っているか(保障の内容、保険料)
②保険をもらうとしたら、どの保険からいくらもらえるのか

と考えてみてください。
「どんな保険に入るのがいいのか!」ばかり考えていると、保険に入りそびれたり、割高なものになってしまいます。


一応、先輩・後輩にアドバイスをしました。
お二人の顔からは笑顔が垣間見えました。


保険に過度な期待は不要ですが、「預金を崩すのは不安」なものなのです。
保険は人生のコストの一つです。。。。。









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