就職が決まらない学生の方のご意見について [シュウカツ]
「就職が決まらない学生」の方から、ご意見をいただきました。
おそらく、この問題に正解はないのでしょうが、私なりの考えをまとめてみました。
ただ、次のような課題があります。
1.「就職が決まらない」と嘆いていらっしゃる学生の方には、お力になれない考えかもしれません。
・・・・「今、そんなことを言われても間に合わない。もっと早く言ってくれ!」とお叱りをいただくかもしれません。
2.「学生のみなさん」あるいは「学生の親御さん」あるいは「学校の関係者のみなさん」の考え違いがあるのかもしれません。
・・・・小学校を卒業したら中学校があり、中学校を卒業したら高校があり、高校を卒業したら大学があります。
残念ながら、当たり前のように、「大学を卒業したら仕事がある」とお考えになっていませんでしたか。。。。?
3.実は、企業は昔のようには人が要らないのです。
理由はと言えば、
①経済成長が鈍化したため、さほど人員はいらない。(減らしたい)
②パソコンの発達で、人手が要らなくなった。
③パート、派遣、外部委託あるいは転職という仕事の仕方ができたため、新卒でなければならないという発想に限定されなくなった。
④「雇用延長」のため、高齢者活用で人材の穴が埋まっている。
⑤企業寿命が短くなった。
というような受け皿としての企業サイドの事情があります。
こういう状況を踏まえながら、就職が決まらない学生さんのご意見を読んでみましょう。
このご意見について、私の考えを整理してみたいと思います。
1.「今の時代は学歴社会」かどうか?・・・・・否
昔は、「指定校制度」などというものもありました。
学歴どころか「学校歴」に縛りがあった時代があるのです。
はるかに今のほうが「学歴」に対しては緩くなっています。
2.「面接対策や言葉の使い方、スーツスタイルなどなど、そんなものは短期間でなんとでもなる」か?・・・・否
付け刃で対応できるほど甘くはありません。
たとえ「付け刃」だったとしても、就社して使えるものであればウエルカムです。
面接などの緊張感の高い中では、意外と演技はできないものです。
「スーツスタイルなど短期間でなんとかなる」とおっしゃいますがアイドルタレントの発掘オーディションではないのです。
「初々しさ」「学生らしさ」も大切なのです。
勘違いしていただきたくないのは、学生のみなさんは初体験でも、採用担当者は毎年のことだということです。
「人材の採用」というのは、企業経営上の重要な仕事なのです。
「人材」という経営資源の仕入れなのです。品質を吟味するのは当然です。
「天然物」と「養殖物」の値踏みをしなければいけないのです。
3.「学力の遅れともなれば短期間ではとてもじゃないけど取り戻せない」か?・・・・・否
多くの企業では、
①入社後の集合研修
②通信教育
③資格試験
④OJT
⑤Eラーニング
とかなりハードかつ内容の濃いかつ成果が評価される研修=勉強が待っています。
大学での勉強の比ではないのです。
せっかく入社しても、早期退社となってしまう方の中には、「その企業に溶け込めない」というメンタリティに加え、この「ハードな研修についていけず脱落」なさる方も多いのです。
大学で勉強しているかどうかではなく、入社後の研修で自分のレベルアップ・能力開発が図れるかどうかのほうが重要なのです。
そういう意味では、学校教育の在り方や学生の皆さんの取り組み方が議論されてもいいのです。
4.「面接成功の鍵は”いかに採用担当者の目を欺けるか”に全てがかかっている」か?・・・・・・否
仮に演技だとしても、採用担当者をだますくらいの演技は許されるのです。
就社すればわかりますが、大学と違い「企業は入社してからが勝負」なのです。
当然のことながら、いつまでも演技は続けられません。。。
5.「みんな飯を食っていくために働く」か?・・・・・否
働き出すとわかりますが、給料もボーナスも後からついてくるのです!
「飯を食う」ためだけなら有名企業や大企業に就職しなくてもいいはずです。
「就職が決まらない」とおっしゃる方の中には、「いい会社に入って、楽に仕事をし、それなりに人から評価されたい!」と漫然と考えていませんか。。。。。。
以前も書きましたが、ホンダもSONYもパナソニックもトヨタも、すべて最初から有名企業ではなかったはずです。
①東京とか大阪のような大都市で働かなくてもいいじゃないですか!
②有名企業でなくてもいいじゃないですか!
③雨のかからないきれいなビルの中で働かなくてもいいじゃないですか!
いとわなければ仕事はいっぱいあります。
仕事を選んでいるうちに、仕事に選ばれてしまってませんか。。。。?
これは、今回の政権交代で内閣官房長官に就任された菅義偉(すが よしひで)衆議院議員のプロフィールです。
上京後は段ボール工場で働いておられたようです。
おそらく、この問題に正解はないのでしょうが、私なりの考えをまとめてみました。
ただ、次のような課題があります。
1.「就職が決まらない」と嘆いていらっしゃる学生の方には、お力になれない考えかもしれません。
・・・・「今、そんなことを言われても間に合わない。もっと早く言ってくれ!」とお叱りをいただくかもしれません。
2.「学生のみなさん」あるいは「学生の親御さん」あるいは「学校の関係者のみなさん」の考え違いがあるのかもしれません。
・・・・小学校を卒業したら中学校があり、中学校を卒業したら高校があり、高校を卒業したら大学があります。
残念ながら、当たり前のように、「大学を卒業したら仕事がある」とお考えになっていませんでしたか。。。。?
3.実は、企業は昔のようには人が要らないのです。
理由はと言えば、
①経済成長が鈍化したため、さほど人員はいらない。(減らしたい)
②パソコンの発達で、人手が要らなくなった。
③パート、派遣、外部委託あるいは転職という仕事の仕方ができたため、新卒でなければならないという発想に限定されなくなった。
④「雇用延長」のため、高齢者活用で人材の穴が埋まっている。
⑤企業寿命が短くなった。
というような受け皿としての企業サイドの事情があります。
こういう状況を踏まえながら、就職が決まらない学生さんのご意見を読んでみましょう。
私も来年卒業の学生で、まだ内定が1社も取れていない学生です。 今の時代は学歴社会。だからなんだかんだ言っても学歴がよければ全て良しです。 面接対策や言葉の使い方、スーツスタイルなどなど、そんなものは短期間でなんとでもなります。 しかし勉強(学力)はそうはいかないです。学力の遅れともなれば短期間ではとてもじゃないけど取り戻せないです。だから小学生の内からしっかりと基礎を固め、勉強はサボらずしっかりやっておくべきです。 じゃないと私みたいに取り返しのつかないことになってしまいますよ。 あと面接ですが、よく思ってないことをいうと採用担当者に見抜かれるとかって世間では言われていますが、実際はそうじゃないです。 現に内定者の一人が、次選考試験案内を見て、「俺そんなことこれっぽっちも思ってないし。節穴か?(笑)」なんて言ってる姿をたくさん見たことがあります。 そんな奴でも内定もらえてるわけですから、面接成功の鍵は”いかに採用担当者の目を欺けるか”に全てがかかっているとおもいます。 ですからその欺かせる為の練習を必死にするべきです。「御社のこういうところが素晴らしい。」だとか、「御社のこういうところに魅力を感じて。」だとか、「御社に入ってこういうことがしてみたい。」そんなこと思って働いている人なんて、いても本当にひとつまみいるかどうかだと思いますからね。 就職する理由なんてただ一つ。みんな飯を食っていくために働くんですから。 子供みたいな訳のわかんないこと言ってすみません。 しかし私の意見も間違えではないと思います。
このご意見について、私の考えを整理してみたいと思います。
1.「今の時代は学歴社会」かどうか?・・・・・否
昔は、「指定校制度」などというものもありました。
学歴どころか「学校歴」に縛りがあった時代があるのです。
はるかに今のほうが「学歴」に対しては緩くなっています。
2.「面接対策や言葉の使い方、スーツスタイルなどなど、そんなものは短期間でなんとでもなる」か?・・・・否
付け刃で対応できるほど甘くはありません。
たとえ「付け刃」だったとしても、就社して使えるものであればウエルカムです。
面接などの緊張感の高い中では、意外と演技はできないものです。
「スーツスタイルなど短期間でなんとかなる」とおっしゃいますがアイドルタレントの発掘オーディションではないのです。
「初々しさ」「学生らしさ」も大切なのです。
勘違いしていただきたくないのは、学生のみなさんは初体験でも、採用担当者は毎年のことだということです。
「人材の採用」というのは、企業経営上の重要な仕事なのです。
「人材」という経営資源の仕入れなのです。品質を吟味するのは当然です。
「天然物」と「養殖物」の値踏みをしなければいけないのです。
3.「学力の遅れともなれば短期間ではとてもじゃないけど取り戻せない」か?・・・・・否
多くの企業では、
①入社後の集合研修
②通信教育
③資格試験
④OJT
⑤Eラーニング
とかなりハードかつ内容の濃いかつ成果が評価される研修=勉強が待っています。
大学での勉強の比ではないのです。
せっかく入社しても、早期退社となってしまう方の中には、「その企業に溶け込めない」というメンタリティに加え、この「ハードな研修についていけず脱落」なさる方も多いのです。
大学で勉強しているかどうかではなく、入社後の研修で自分のレベルアップ・能力開発が図れるかどうかのほうが重要なのです。
そういう意味では、学校教育の在り方や学生の皆さんの取り組み方が議論されてもいいのです。
4.「面接成功の鍵は”いかに採用担当者の目を欺けるか”に全てがかかっている」か?・・・・・・否
仮に演技だとしても、採用担当者をだますくらいの演技は許されるのです。
就社すればわかりますが、大学と違い「企業は入社してからが勝負」なのです。
当然のことながら、いつまでも演技は続けられません。。。
5.「みんな飯を食っていくために働く」か?・・・・・否
働き出すとわかりますが、給料もボーナスも後からついてくるのです!
「飯を食う」ためだけなら有名企業や大企業に就職しなくてもいいはずです。
「就職が決まらない」とおっしゃる方の中には、「いい会社に入って、楽に仕事をし、それなりに人から評価されたい!」と漫然と考えていませんか。。。。。。
以前も書きましたが、ホンダもSONYもパナソニックもトヨタも、すべて最初から有名企業ではなかったはずです。
①東京とか大阪のような大都市で働かなくてもいいじゃないですか!
②有名企業でなくてもいいじゃないですか!
③雨のかからないきれいなビルの中で働かなくてもいいじゃないですか!
いとわなければ仕事はいっぱいあります。
仕事を選んでいるうちに、仕事に選ばれてしまってませんか。。。。?
昭和23年秋田県生まれ。高校卒業後上京し就職。働きながら法政大学を出て、サラリーマンだった26歳のとき「人生を政治にかけよう」と志を立てました。代議士秘書、横浜市議を経て、平成8年衆議院選挙で国政に。 以後5期連続小選挙区当選。総務大臣や党選挙対策総局長を歴任し、現在、自民党組織運動本部長を務めております。
これは、今回の政権交代で内閣官房長官に就任された菅義偉(すが よしひで)衆議院議員のプロフィールです。
上京後は段ボール工場で働いておられたようです。
コメント 0