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「出世願望」は死語なのか? [仕事についてのエトセトラ]

「末は博士か大臣か」とか「立身出世」という言葉をトンと聞かなくなりました。

先日(2013年10月28日)のヤフーのサイトを見ていたら、

・・・「若手は出世願望がない? 」の謎を解く・・・・

という「東洋経済オンライン 2013/10/28 08:00」の記事が載っていました。


たしかに「出世なぁ!」と思ってしまいました。


就活の大変さが問題化されている割には、就職してからの競争みたいなものを採りあげる風潮も減ってきたような気がします。

理由や事情はいろいろあるのでしょうが、ややもすると「ゆとり教育」とか「ゆとり」世代という言葉でくくられてしまうことも多いようです。

①競争することを避けるような教育がなされてきた

運動会の「徒競走」がいい例です。
なんだか「勝っちゃいけない」かのような指導が行われていることがあります。
体格の差をならしたりとか、もともと早い人にはハンデを付けるようなやり方が行われていました。


②極端な「貧しさ」がなくなった

「何とか貧しさから這い出たい」という気持ちもないのでしょうか?


③大卒が一般化した

かつては、「大卒だと出世しがち」のような風潮もあったため、「出世」というものにそれなりのインセンティブ(「同期に負けたくない」というの)があったのかも。。。。。

それよりも出世した上司の人物像をクールに覗きいてしまう時間やスタンスが増えてしまったのかも
(「出世=尊敬」という方程式が成り立たなくなったのかもしれません)


④学生時代のバイト経験で、働くことの鮮度や興奮が減った

今のバイト学生の世界に「苦学生」という姿がなくなりました。
苦労して大学を出た=豊かな生活がしたいという思いも希薄になるような気がします。

自由に働くことを「バイト」で覚えてしまったのではないのでしょうか。。。。


⑤「親が豊か」

少子化と相俟って、

・家を持つ必要がない(親の家がある)
・いざとなれば「親に援助してもらう」という逃げ道もある
・親の傍にいてあげたい

というような発想になるのかもしれません


⑥ダブルインカム(「共働き」)

かつては、「家族を養う」とか「奥さんは専業主婦」的な考え方が支配的だったかもしれません。
女性の社会進出の一般化により、「夫婦で楽しく」という考え方のベースにある考え方が減ったのかもしれません。


⑦出世=転勤 というのを嫌う

今の生活がそこそこ充実していたら、あえて転勤したり単身赴任することを希望しないでしょう。
「イクメン」などという言葉は、家族生活んぽ大きな変化の象徴でしょう。


⑧職場に「崖から突き落とすような厳しさ」が減った

「ガンガンくる」という仕事の仕方よりも、

ちょっと厳しいと「パワハラ」と呼ばれ、「なにくそ!」と思う前にドロップアウトしてしまうような風潮がある。



⑨パソコンの発達とかマニュアル化で「職人芸」が減った

自分を磨かなくても、ある程度の仕事はできたりします。


といいつつ、「負けず嫌い」は多いはずです。
給料差が明確になったら、もっと奮起する人も増えるかもしれないし、逆に、最低水準が切り上がったので「そこそこでいい」と考える人も多いかもしれません。


ただ、私自身も、「仕事で頑張らなくても、別のところで充実していればいいじゃないか!」 とも考えてしまうようになりました。


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