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橋下「大阪都構想」と「住民自治の後退」は正しいのか? [一人合点の「いい加減な話」]

私は大阪の住民ではありませんので「いい加減な話」としてお読みください。

正直、橋下さんが「大阪府知事」になった時はとても期待しました。

彼の力で「大阪の魑魅魍魎」の部分が改善・改革されていくといいなぁ!と。。。。(失礼ながら)

当初の彼は、「府市水道事業統合」「経営破綻した商業ビルWTCへの府庁舎移転問題」等々の具体的な話をよくしていたはずです。

論者のコメントには「病院、大学、商業ビル、水道事業といったものを、府と市が二重に運営していることで、府立病院の近くに市立病院が建設されるといった非効率が発生する。また、りんくうゲートタワービル(府)と大阪WCT(市)の高さ設定を府と市が競い合う」というような具体的な指摘もありました。


ところが、いつの間にか「大阪都構想」という話になってしまいました。

今回の住民投票の議論を垣間見ると、具体性は消え、総論とかフレームワークばかりのように見えてしまいます


「大阪維新の会」のホームページにある「橋下徹から 大阪市民のみなさまへ」(ラストメッセージ編)というビデオレターには、

大阪をよくしたい。

大阪にはいろんな問題があります。

〇二重行政のムダ

〇税金のムダ使い

〇改革が進まない

〇市長と住民が遠すぎる

これらの問題を根本的に解決するのが「大阪都構想」です。

このまま放っておいては、今の大阪の問題は何も解決しません。


などとおっしゃっています。


さて、具体的には「大阪都構想」とはどんなことなのでしょうか?

彼のツイッターを見ると、「都構想は組織マネジメント論です。ある意味組織の経営をやった者でないと分からない所があります。」等ともおっしゃっています。

ということは、ひょっとしたら「大阪府」とか「大阪市」の行政を担っている人の問題が大部分ではないのか

という疑問がわいてしまいます。


橋下市長は「大阪府知事」と「大阪市長」のどちらも経験されました。

また、今の「大阪府知事」は、大阪維新の盟友である松井知事です。


この人材と経験をもってしても改善できない組織的な問題はいったいなんだったのでしょうか。。。。。。

ここが明確になれば、「大阪都構想」の賛同者ももっと増えたかもしれません。

ひょっとしたら、「わざわざ『大阪都』を作らなくても、今のままでできそう」という議論が増えてしまうかもしれません。

今の組織のままでは大阪をよくできない不都合がこれだけあるんです」とおっしゃらなかったのかは不思議です。

よほど高くて超えるのが難しい「ハードル」でもあるかの如くです



また、誰かの言葉に「住民自治が後退する」というのがありました。

ところで「住民自治」というのは具体的にどういうことなのでしょうか?

大阪都構想」と「住民自治」の重なり具合もよくわかりません


最近気になるのは、「独裁的なトップほど『住民自治』とか『民意』という言葉をよく使われている」ような気がすることです。



私は若い頃、大阪勤務を3年半ほど経験しましたが、印象深かったのは、

1.業績のいい企業の経営者の方は「東京弁」「東京の情報」を好まれた。

2.「大阪で企画し、地方で作り、東京で売る」とおっしゃっていた方もとても多かったです。

~「だから、大阪本社と東京支店ではボーナスで差をつけている」というからくりもおっしゃっていました。

3.隣地と共同ビルを建てるより、自前のビルを建てることを好まれた。

~共同ビルの多い東京に比べ、小さなビルが多い理由はこのあたりにもあったようです。


さてさて、戦い済んで皆様はいかがお考えでしょうか。。。。。。


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