「オワハラ」と「就活」 [シュウカツ]
昨日の朝のテレビ番組でいわゆる「オワハラ」の問題を取り上げていました。
「オワハラ」とは、「就活終われハラスメント略してオワハラ」と呼ばれているようです。
企業からすればせっかく優秀な学生を見つけて内定を出したにもかかわらず他社にとられてしまうというのはどうにか避けたいので、内定が欲しい学生に対して、「内定をえさに就職活動を終えるよう迫る『オワハラ』を行う」
とどこかのサイトにも書いてありました。
このテレビ番組によれば、「今年から『就活開始時期』が後ろ倒しになり短くなった」そのため「『就活開始時期をもとに戻す動き」があると。。。。。
「ハラスメント」というとなんだか社会悪のようですが、全体像をよく考えてみましょう。
1.私が就職した頃は、「会社訪問解禁は10月1日」でした。
今のようにネットがあるわけでもなく、企業情報と言えば「リクルート社から送られてくる分厚い本」が頼りでした。
※「四季報」を見るなどという知恵も知識もありませんでした。
夏休みが終わろうとする頃、ある程度の「こんな会社がいいかな」と漫然と決め、10月を待ったものです。
さほど多くの企業を訪問したわけでもなく、「内定をもらった企業」にすんなりと就職を決めたものです。
2.「内定が出ないものもそれなりにいて」「採用未達の企業もそれなりにあった」
たしかに同級生の何人かは「就職が決まらないもの」もいました。
彼らは、やむなく
・来年に期すべく「留年」する
・「大学院」に行く
・「意図しなかった」就職を行う
などで対応したものです。(たぶん)
そして、採用未達の企業は、翌年の3月頃まで「しつこいくらいに就職案内を送ってきた」ものでした。
そういう企業の名前には、「〇〇証券」や「〇〇ハウス」という今でいう有名企業が多かったものです。
3.強引な「オワハラ」を行う企業には理由がある。
①今学生を逃すと、採用未達となる
②そうまでしないと学生が集まらない
ということが推測されます。
社員は、「育てるもの」と考えれば、それほど気にならないものです・
いい企業なら「別途追加採用をすればいい」「中途採用をすればいい」だけの話です。
ただ単に「そういう面倒なことはしたくない」ということなら、就社してからも「人材への扱いがぞんざい」ということの証明かもしれません。
4.「オワハラ」を気にする学生さんはいつまでたっても決められない。
誰でも「ほかの企業を見てみたい」とか「もっと内定をもらっておきたい」というのは本音です。
でも、人生には「決めなければいけない」時やことはとても多いのです。
いつまでも決められない学生さんを採用しても、就社してからも「決められない」が残ってしまいます。
こんな人材に期待ができますでしょうか。。。。。。
5.貴重な学生時代はいろいろな勉強をするべき。
「就活開始時期の前倒し」を行うことになれば、
〇貴重な大学生活のかなりの部分が「就活」に費やされてしまいます。
〇もっとほかのことに時間を振り向けて「人生80年」のための基礎作りをしてください。
6.企業の側も「複数回/年採用」「中途採用」に力を入れてください。
〇「オワハラ」などと言われるのも癪じゃないですか
〇「引き止め活動」など無駄な極地です。
今の若い人は、「長続きしない」人や「ウツになったりする」人も昔に比べてとても多いようです。
「煮え切らない」採用を行うと、結局お互いが困るだけです。
もし、人員が足りないのなら、「雇用延長」「中途採用」等の現実的な対応を図るべきですし、それよりも何よりも「魅力的な企業づくり」を目指すべきです。
「『少ない採用』の時に入社した人ほど優れた人材に育つ」ということもよく言われていることです。
テレビ番組などのマスコミの人に配慮していただきたいのは、「現在働いている人の声」をもっと繁栄してほしいものです。
学生さんにとっては、「就職は人生最大のテーマの一つ」かもしれませんが、企業の側から見れば「一緒に働く同僚を作る」「企業活動を続ける仲間を作る」ことが目的なのです。
「オワハラ」とは、「就活終われハラスメント略してオワハラ」と呼ばれているようです。
企業からすればせっかく優秀な学生を見つけて内定を出したにもかかわらず他社にとられてしまうというのはどうにか避けたいので、内定が欲しい学生に対して、「内定をえさに就職活動を終えるよう迫る『オワハラ』を行う」
とどこかのサイトにも書いてありました。
このテレビ番組によれば、「今年から『就活開始時期』が後ろ倒しになり短くなった」そのため「『就活開始時期をもとに戻す動き」があると。。。。。
「ハラスメント」というとなんだか社会悪のようですが、全体像をよく考えてみましょう。
1.私が就職した頃は、「会社訪問解禁は10月1日」でした。
今のようにネットがあるわけでもなく、企業情報と言えば「リクルート社から送られてくる分厚い本」が頼りでした。
※「四季報」を見るなどという知恵も知識もありませんでした。
夏休みが終わろうとする頃、ある程度の「こんな会社がいいかな」と漫然と決め、10月を待ったものです。
さほど多くの企業を訪問したわけでもなく、「内定をもらった企業」にすんなりと就職を決めたものです。
2.「内定が出ないものもそれなりにいて」「採用未達の企業もそれなりにあった」
たしかに同級生の何人かは「就職が決まらないもの」もいました。
彼らは、やむなく
・来年に期すべく「留年」する
・「大学院」に行く
・「意図しなかった」就職を行う
などで対応したものです。(たぶん)
そして、採用未達の企業は、翌年の3月頃まで「しつこいくらいに就職案内を送ってきた」ものでした。
そういう企業の名前には、「〇〇証券」や「〇〇ハウス」という今でいう有名企業が多かったものです。
3.強引な「オワハラ」を行う企業には理由がある。
①今学生を逃すと、採用未達となる
②そうまでしないと学生が集まらない
ということが推測されます。
社員は、「育てるもの」と考えれば、それほど気にならないものです・
いい企業なら「別途追加採用をすればいい」「中途採用をすればいい」だけの話です。
ただ単に「そういう面倒なことはしたくない」ということなら、就社してからも「人材への扱いがぞんざい」ということの証明かもしれません。
4.「オワハラ」を気にする学生さんはいつまでたっても決められない。
誰でも「ほかの企業を見てみたい」とか「もっと内定をもらっておきたい」というのは本音です。
でも、人生には「決めなければいけない」時やことはとても多いのです。
いつまでも決められない学生さんを採用しても、就社してからも「決められない」が残ってしまいます。
こんな人材に期待ができますでしょうか。。。。。。
5.貴重な学生時代はいろいろな勉強をするべき。
「就活開始時期の前倒し」を行うことになれば、
〇貴重な大学生活のかなりの部分が「就活」に費やされてしまいます。
〇もっとほかのことに時間を振り向けて「人生80年」のための基礎作りをしてください。
6.企業の側も「複数回/年採用」「中途採用」に力を入れてください。
〇「オワハラ」などと言われるのも癪じゃないですか
〇「引き止め活動」など無駄な極地です。
今の若い人は、「長続きしない」人や「ウツになったりする」人も昔に比べてとても多いようです。
「煮え切らない」採用を行うと、結局お互いが困るだけです。
もし、人員が足りないのなら、「雇用延長」「中途採用」等の現実的な対応を図るべきですし、それよりも何よりも「魅力的な企業づくり」を目指すべきです。
「『少ない採用』の時に入社した人ほど優れた人材に育つ」ということもよく言われていることです。
テレビ番組などのマスコミの人に配慮していただきたいのは、「現在働いている人の声」をもっと繁栄してほしいものです。
学生さんにとっては、「就職は人生最大のテーマの一つ」かもしれませんが、企業の側から見れば「一緒に働く同僚を作る」「企業活動を続ける仲間を作る」ことが目的なのです。
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