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「虚血性心不全」という死因 [みんなうすうす気づいている]


先日急逝された野村沙知代の死因は「虚血性心不全」だったとか。


実は、私の母の死因もこの「虚血性心不全」でした。
当時は「聞いたこともない死因だな」と思ったものでした。


10年前の12月のあの日ことは今でもよく覚えています。

寒い朝、いつものように仕事に向かう電車に妻から突然電話がありました。
「お母さんが倒れた」と。。。。

乗ったばかりの電車を二つ目の駅で降りて、自宅へUターンしました。
自宅の前には救急車がすでに到着しており、洗面所で倒れた母に人工呼吸をしていました。

「難しいかもしれませんが、かかりつけの病院はありますか?」
と救急隊員の方に聞かれましたが「ありません」と。


まさに「ぴんぴんころり」でした。
「だめかもしれない」といいつつ、何とか引き受けてくれる病院を救急隊員の方が探し当ててくれて急ぎ出発です。

・・・朝の渋滞時でしたから、車の進みの鈍さや譲ってくれない車にイライラしたものです。


「ひょっとしたら解剖になるかもしれない」
「今までかかられたことのある病院はどんなところがありますか?」
東京都監察医務院の検視が必要で終わるのは夕方になるかもしれない」
等々、想定したこともない言葉が続きます。


当日は、
とても寒い朝でした
・私が家を出た後、寝間から起きだした母はパジャマのまま洗面所に向かったようです

※親戚への香典返しには、「温度計」と「湿度計」のついた時計を用意しました。
おじさん、おばさん温度変化には気をつけてよ」と言いながら自ら配りました。

(親戚以外の香典・供花・弔電はいただきませんでした)

野村沙知代さんのご冥福をお祈りいたします。



(参考)「東京都監察医務院」HPによると、
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/kiso/kyushi.html

突然死の中で最も多い急性心臓死
虚血性心疾患の症状

1 典型的な場合
胸痛ないし胸部の苦悶感、肩から上腕にかけての痛み、悪心・嘔吐、場合によっては下顎痛、歯痛。高齢者では腹痛や腹部不快感などもあります。
症状が続くと全身の熱感や発汗が強くなります。これは心臓の動きが悪くなり、それを防ぐために自律神経の交感神経が作動して闘争的な生理状態となるためです。

2 短時間(多くは1分以内)で急変し死亡する場合
仕事中、歩行中、乗車中、テレビを観ているときなどの安静時、用便中あるいはその直後、就寝中(まれに性行為中)に突然倒れて意識消失(失神)し、反応が無い状態となります。時として甲高い鼾いびきや悲鳴のようなうめきを2、3回発したり、口から白色、時にはピンク調の泡あわを出すこともあります。
甲高い鼾は、心停止による脳虚血により舌がのどに落ち込むため、終末呼吸が鼾のように聞こえるのです。ちなみに脳出血(脳溢血)では鼾が長く続きます。口から泡を出すのは急性左心不全による肺水腫のために起こります。


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