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ハリルホジッチ監督の解任劇に笑いたくなった [どう受け止めたらいいのか]

ハリルホジッチ日本代表監督が解任されたようです。
私は熱狂的なサッカーファンでもなく、戦術の巧拙もよくわかりませんが、今回の「解任劇」には「えっ!」と思ってしまいました。


当初の解任報道では、
①言葉の壁
②上から目線
というようなことを解任事由に挙げていた報道もありました。

「言葉の壁」って、元からわかっていたことだし「通訳次第」のところもあるはずです。
「上から目線」というのはある程度許容すべき話です。


日本のサッカー代表も「世代交代期」を迎えている中、ロシアワールドカップの切符を手にしました。おそらくハリル監督の功績もあったはずです。


6月に開催されるロシアW杯まで2か月足らず、もし首尾よく行かなかったら「ハリル監督の負の遺産だから仕方がない」ということになり、うまく行ったら「ハリル監督を解任したからうまく行った」とでも言うのでしょうか?


かねてから「ハリル批判」があったのだとしたら、もう少し早い時期から大騒ぎになっていてもよかったはずです。

なんだか、今はやりの「ボス政治」の面目躍如の気がしてきます。
・安倍政権にみられる政治手法
・一部の地方政治
・日本相撲協会のあの混乱
・レスリングのパワハラ問題
等々、政治の世界、スポーツの世界、芸能事務所の世界、大手企業の不祥事等々日本の各所でプロセスがわからないまま「そうだったのか」がこのところ多いような気がします。


ネットで意見が拡散される割には筋の通ったマスコミの報道ぶりが伝わってきません。


メス所属の日本代表GK川島永嗣も自身のブログで、

●監督も同じように4年に一回だけの、国の威信をかけた、すべてのサッカー選手にとっての夢の舞台、W杯という舞台に、すべての情熱とエネルギーを費やしてきたはず。その1人の人間の夢が奪われてしまったことは、同じ夢を目指している選手として心から残念に思う。

●今回の出来事を受けて、自分にもっとできることがあったのではないかと、後悔の念で頭が一杯だ。フランス語で彼が放つ言葉とその裏にどんな意図があるのか、それが分かっていたからなおさらだ。

●でも、キャリアの中で、成長するきっかけをくれたのは、いつだって自分にNOと言ってくれる人だった。ある監督が言ったことが僕の心にいつも残っている。「真実というのは心が傷つくものだ、でも、それから耳をそむけてはいけない。」

●ヴァイッドはとても厳しかった。でもいつだって選手が成長する事を考えている監督だった。
その裏にはいつも選手を想う愛があったし、ピッチの外ではお茶目なおじいちゃんのようだった。

●2ヶ月後に迫っているW杯を、3年間共に目指してきた監督と一緒に戦えなくて心から残念に思う。

と。

※出所:「川島永嗣オフィシャルブログ」より
http://globalathlete.jp/eiji-kawashima/598


私にはサッカー界を語る資格も教養もありませんが、すぐそばで接してきた一人の選手の声にも耳を傾ける必要がありそうです。

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