「CS」とか「おもてなし」が主役では魅力がない [仕事についてのエトセトラ]
ご商売をなさっている方や企業メンバーの方なら「CS」(Customer Satisfaction 顧客満足)とか「おもてなし」という言葉と無縁ではないと思います。
では具体的にどういうことをなさっているのでしょう?
銀行でこういう議論や会議をすると「慇懃無礼とも思われる対応」や「そこまで必要なのという取組み」に発展してしまいます。
そもそもお客様は銀行にどのようなことを期待なさっているのでしょうか?
私が思うのは、
①処理が早い
②ミスがない
③預金金利が高い・貸出金利が低い
④信頼がおける
⑤愛想が良い
⑥整理整頓がされている
⑦駐車場が入れやすい
が揃えば、そんなに苦情はありません。
食べ物屋さんなら
①美味しい
②安い
③清潔(衛生的)
④早い
⑤愛想が良い
等が揃えばそれほどお客様の不満が増えるとも思えません。
多くのビジネスでは、
①品質
②価格
③時間
と言った「ご商売・商品の本質」を極めることこそ優先されているのではないでしょうか?
こんな風に考えると「CS」とか「おもてなし」などと気張らなくても、本来あるべき姿を深堀あるいは徹底すればいいだけのような気がします。
2013年に開催されたIOC総会の席上で東京オリンピック招致スピーチで「お・も・て・な・し」という言葉が脚光を浴びた結果、過度に「おもてなし」という言葉が前面に出てしまうようなことが増えたなと思う次第です。
そういえば東京の街中では「おもてなし」という言葉を見聞きすることがないような。。。
「観光で地域おこし」というところほど「おもてなし」という言葉に敏感になっていらっしゃいませんか?
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