SSブログ

校長先生が最後に帰れば教職員の残業は減る [仕事についてのエトセトラ]

今回の「働き方改革」法案の「高度プロフェッショナル」制度、私はサービス残業の多い部門が長かったこともあり、この制度が当時もあったら「残業のことなど気にせずに仕事をしただろうな」「サービス残業だからやれたのかも」などと思ったりします。

こんな人は少ないのかもしれませんが、実は副支店長になった時、「これで残業のことを気にせずに仕事ができる」とわくわくしたものでした。
※管理職と言えども22時以降は残業代が支払われます。

昼間は「お客様対応」と「内部管理」を行い、17時以降は固有の仕事あるいは職責に応じた仕事に徹しました。
当然のことながら部下を付き合わせるのではなく、「早く帰れ」と促すのも重要な役目でした。
世間では「上司(管理職)が残っているので帰れない」という話もよくあるようですが、私は「部下を先に返し管理職こそ最後に帰る」という考え方です。

当初はけげんな顔をしていた部下たちも「お先に~」と言って随意に帰宅するようになりました。
夕礼をきちんとやることで「残業してでもやらなければいけない仕事」のある者だけが残業していました。
特に「若手が一人で残る」というようなこともすっかりなくなりました
また、「土曜日・日曜日」も時折出勤しては一人で支店の課題解決に通じるような仕事とか積滞している仕事を片付けました。
~ある意味病気のような職場好き人間でした。

支店長になっても同じで、当時の副支店長も「支店長、本当に残っていただけるのですか?私もゆっくり仕事ができます」と歓迎されたものでした。
「稟議制」の仕事の特徴は、部下がやった仕事を上司が検証するというやり方ですのでどうしてもお尻の決裁は遅い時間になってしまいます。
当然のことながら管理職以外の部下はどんどん帰って行きます。「後はよろしく~」状態です。
管理職が最後まで仕事をすると仕事の隘路も見えてきます。「こんなことが原因で残業していたんだな」ということも発見・改善できます。


こんな話をある県の教育委員の方に申し上げたところ、「ひょっとして校長が最後に学校を後にすれば教員の残業が減るということ?」と真顔で返してこられました。

ふつうは誰だった早く帰りたいはずですから、早く帰るような工夫をするはずです。
現場の不都合を知らない人たちが「たいへんだたいへんだ」と騒ぐことが多いこともよくあるものです。
校長先生のような「発言力のある」方が実情をよく見て改善をしていくことが教職の現場にも必要ではないでしょうか!

偉い人が残っていると帰れない

というのはそう思い込んでいるようなものかもしれません。


私が管理職でいた部門は、休暇取得率も向上残業時間は減少業績もそれなりに。。。でした。

給料の高い人が質的・量的にたくさん仕事をするというのが大原則です。




nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント