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優良企業は特定の政治家に肩入れしない [素敵な企業、素敵な経営者]

自民党総裁選挙へ立候補を予定している方の発言を聞いていると時々おかしな話をなさっていることに気づかされます。

先日も、「地方にはいい企業がたくさんある」的な話をなさっていました。

私のように企業金融をやっていたものからすれば、

①優良企業を見て「いい企業」というのは簡単
優良企業は「特定の政治家に肩入れしない

ということを今まで実感し、「何をいまさら」感がすごくわいてしまいます。
「地方」と「都会」という対立感覚で産業を語ろうとしているところに日本の産業政策あるいは経済政策が時々陥る罠のようなものがあるようです。


つまり、

1.優良企業にも課題や死角は絶えず存在し、それを克服していくのが優良企業

2.「特定の政治家」に肩入れしてしまうとその人の政治的ポジション次第では裏目に出ることを知っている

ということです。

したがって、企業経営には安直な政治家介入を極力避けるというスタンスが一般的です。
金融の現場では、時には「政治家の名前」を出される企業経営者がいらっしゃいますが、それは逆に企業イメージのマイナスになってしまいます。「自己努力」する力がない企業ということがわかってしまいます。

また、韓国のように政権が変わるたびに企業経営が左右されてしまうのも困りものです。


政治家の皆さんにお願いしたいのは、一つの企業に肩入れするのではなく、「産業政策」や「経済政策」を論理的に掲げていただきたいのです

そこの勘違いが甚だしい政治家も相応にいらっしゃるようです。


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